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スキーアイテム買う前チェック! ショップ店員に学ぶ最高のスキーシーズンを迎えるための準備術【vol.11 バックカントリースキー編】

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スキー用品店に並ぶ太めの板がバックカントリー用!

次に教えてもらうのはスキー板です。スキー用品店で太く、幅が広いスキーが並んでいるのを見たことはありませんか?  あれこそバックカントリーを滑る人が使うスキー板。まずはスキー板の中央のセンターと呼ばれる部分のサイズをチェックしてほしいと下山さんは話します。

「ゲレンデ用の一般的なモデルはセンターの長さが68-74mmくらいです。バックカントリーやパウダースノー用は 90mm~100mmが基準で、100mmを超える太いタイプも出ています」。

ふわっとした浮遊感を味わえるというパウダースノー用など、バックカントリーに対応するスキー板は幅が広いのが特徴。その分、浮力があって深い雪にも沈みにくいんです。

「ほかにはやや細めで軽い『ツアー用』もあります。歩くことが多い人はツアー用を選ぶといいでしょう」

スキー板も、自分のやりたいスタイルに合わせセレクトする必要があります。石井スポーツにあるスキー板には、パウダー、オールマウンテン、ツアー、フリースタイルのどのスタイルに適しているかを星評価で教えてくれるラベルが貼られています。こういった、お店の情報も参考になりますね。

今回は、奥深いバックカントリースキーのアイテムについて簡単に紹介しました。ちょっとマニアックだけどスキー好き、山好きにはたまらない魅惑の世界です。整地されていない場所を滑るのでスキー技術も山の知識も必要ですが、一度は体験してみたい憧れのジャンルといえます。

                            

【取材協力】

■石井スポーツ 神田本館

東京都千代田区神田小川町3-10

https://www.ici-sports.com/shop/kandahonkan/

                         

下山 真さん

25年ほどスキーインストラクターをしていたというスキーのエキスパート。バックカントリーへの造詣も深い。以前は登山靴売り場も担当しており、スキーブーツの販売にもそのフィッティング技術と経験が活きている。


【著者プロフィール】

■半澤則吉(はんざわ・のりよし)

フリーライター。福島県出身。父がスキーを教えていた関係もあり幼少期から競技スキーに取り組む。毎冬は週4~5度スキー場で研鑽を積むが、中学生で未練もなく引退。以後は、雪山に行くことはなかったものの15年ぶりにスキーをしてみてその楽しさを実感。本格的に再スタート。

https://www.instagram.com/hanzawanoriyoshi/

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