無事たどりつけた1日目! まずは拠点を作りたい
事前準備の話が長くなってしまいましたが、ニューアコは当日に水上にたどり着くことができれば8割成功です。初参加の方は事前準備に苦労されると思いますが、そこさえ乗り切ればあとはほぼほぼハッピーなので安心してください。
ここからは1日目のことを書きます。
会場行きのシャトルバスは遅めの便を予約したので、朝はゆっくり出発。東京駅から上越新幹線に乗り、1時間ほどで上毛高原駅に到着しました。新幹線の車内と、上毛高原駅ではニューアコ参加者と思しき大荷物の人たち、サファリハットの人たちがちらほら。上毛高原駅ではシャトルバスに乗り換えです。
上毛高原駅を出発したバスは、水上駅を経由して水上高原リゾート200へ向かいます。道路脇に生えているブナの中に白樺が混ざりはじめ、次第に高原らしい景色に。ぐんぐん標高が上がるので時折り耳抜きをしつつ、上毛高原駅から40~50分ほどで水上高原リゾート200に到着しました。
バス駐車場のすぐ目の前に受付があり、そこでリストバンドをゲット。事前に宅急便で送っていた荷物もここでピックアップします。エントランスを抜け、いよいよ会場入りです。
舗装された道を下っていくと、メインステージのあるエリアに到着。まずは拠点を築いて身軽になりたいところです。
簡単にニューアコの会場について紹介しておきましょう。ニューアコの会場は広大で、特設キャンプサイトの数は15以上。そして、ステージは2つあります。「YONDER(ヨンダー)ステージ」と「HERE(ヒア)ステージ」という名前で、両ステージ間の距離は歩いて5~10分ほど。この2つのステージがある【YONDERエリア】と【HEREエリア】を挟むようにして【NIMBUS(ニンバス)エリア】と【WEST CAMPエリア】があります。
【YONDERエリア】と【HEREエリア】にはステージのほか、ワークショップ&フードのエリア、芝生の上でのんびりできるACO CHiLLエリアなどがあります。毎年まっさきにチケットが売り切れるキャンプサイト「Permil Village(パーミルビレッジ)」と「Coleman Family Camp Site」もこのエリアです。ニューアコのメインエリアといっていいゾーンです。
【NIMBUSエリア】は、オフィシャルエリアマップの右側の部分。オートキャンプサイトが中心のエリアです。一部クルマの横付けが不可のキャンプサイトや、バイクサイト、ワークショップ&フードのお店もあります。芝生が青々と茂っていて、明るい雰囲気のエリアです。
【WEST CAMPエリア】は、オフィシャルエリアマップの左奥の部分です。こちらはクルマの横付け不可のキャンプサイトが中心。一部オートキャンプサイトもあります。また、ドッグランやバーもあります。NIMBUSエリアと比較するとWEST CAMPエリアのほうが野趣あふれるフィールドといった雰囲気です。
景色よし・傾斜なし! 実は穴場な最奥のキャンプサイト
会場内を歩いているうちに、12番サイトの空きが多いという看板を発見したので、12番サイトを目指すことに。12番サイトはWEST CAMPエリアの一番奥にあるサイトです。開場が8時なのに対し、筆者が到着したのは13時。早く到着した人から順にステージに近いほうのエリアを確保していくので、午後ともなると奥の方しか残っていません。
途中7番・8番・9番……とキャンプサイトを通りすぎていくと、みんなそれぞれのスタイルでサイトを作っていて、見ているだけでかなり楽しめます。2ルームタイプでがっつりリビングを作り込む人。コンパクトな1~2人用テントで機動性重視の人。グループでひとつのタープを囲むようにテントを張っている人たち。子どもやワンちゃんともたくさんすれ違いました。
サイト鑑賞を楽しみつつ12番サイトを目指しますが、なが~い坂道の先にあるので、なかなか辿り着きません。荷物を背負いながらなので、とっくに息は上がっていて、お尻の筋肉はパンパン。キャリーカートを押しながら前を歩く親子も必死です。ナックマンハウス(※)が見えてきたところで、ようやく平らでいい感じのスペースを発見。登った甲斐があり、サイト全体が見渡せる場所で開放感抜群。
1~2人用の小さなテントが複数集まっていたので、勝手に「ミニテント村」と命名し、自分のテントを張りました。「平らな場所にテント張れるかしら」と心配していましたが、めちゃくちゃいい場所を確保でき、ひと安心。
12番サイトは坂道を登るのがかなりしんどいですが、空いていて平らなのでおすすめです。
会場到着から約1時間半。ようやく拠点が完成! 次回はライブ、フェス飯についてレポートしたいと思います。
※ナックマンハウス:ニューアコの公式キャラクター「ナックマン」が住んでいる家。会場内の一番高いところにあります。