キャンプと音楽が等しく主役のイベント「New Acoustic Camp」(以下、ニューアコ)は、秋の野外音楽フェスの筆頭格。アウトドアスポーツ・アクティビティの聖地である群馬県みなかみ町を会場に、例年3日間の日程で開催されています。
2023年は9月16日(土)~18日(日)の3日間の日程で、「水上高原ホテル200」とその周辺のゴルフコース、スキーリゾートを会場に開催。ソトラバ編集部からはニューアコ初参加のライターNが参加。2023年の様子と初参加者向けの情報をレポート。今回は事前準備から1日目の前半をお届けします。
タープOK・焚き火もOK。だから持ち物に迷う!
ニューアコといえば、キャンプの自由度が高いこと、ライブはすべてアコースティック編成で行われること、行った人がこぞって「良かった!」と口にすることで知られるフェス。存在は知りつつ、がっつりキャンプとなるとちょっとハードルが高い……という人も多いかもしれません。筆者がまさにそれでした。「よし今年は行くぞ!」と決意したはいいものの、「何持っていこう」「何着ていこう」など悩みが噴出。
ちなみに筆者のキャンプレベルは10段階中3くらい。ソロ装備はひと通り持っていて、テントもタープも一応ひとりで張れます。最低気温氷点下の冬キャンプも経験し、ダウンパンツの偉大さを知りました。キャンプ飯は基本的にカップ麺でロープワークはまったく自信がありません。
キャンプレベル3、ニューアコ初参戦の筆者が心配したことは大体次の通り。
・暑いのか? 寒いのか?
・雨は降りやすいのか?
・タープはあったほうがいいのか?
・焚き火台はあったほうがいいのか?
・コットはあったほうがいいのか?
・長靴はあったほうがいいのか?
・食料はどのくらい持っていこうか? ……etc
ニューアコは音楽フェスとしては珍しく、キャンプサイトでタープの使用・焚き火台の使用がOKです(直火は禁止)。自由度が高いぶん、あれもこれも持っていきたくなる、というワケです。
新幹線移動=必要最小限の荷物にしてみた
しかし冷静に考えると、持ち物の量は移動手段に影響を受けるので、まず考えるべきは移動手段でした。筆者はコスパ・体力面・安全面から新幹線&シャトルバスで行くことに。となると、あまりたくさんの荷物は持っていけません。
同じく、オートキャンプサイト以外の人も、会場で荷物を移動させる手間が発生するので、あれもこれもと荷物を多く持っていくとのちのち苦労することになるかも。
筆者は結局、必要最低限の装備のみで行くことにしたので、タープ・焚き火台・コットは「持っていかない」に着地。おやつも塩キャラメルだけで我慢しました。
筆者の装備一覧は、75Lバックパックに1~2人用テント/3シーズン用シュラフ/マット/レインポンチョ/着替え/テントインナーマット兼レジャーシート/折りたたみチェア/折り畳みテーブル/ランタン/レインブーツ/飲料水/ペグ&ハンマー/シングルバーナー/食料/防水パスケース/ガス缶&鍋/ホットサンドメーカー兼フライパン。
このほかにも細々したものを色々と持って行ったため、荷物は75Lデカリュック/トートバッグ①/トートバッグ②というボリュームに。この装備で新幹線に乗ってもいいのですが、邪魔くさいかなと思ったのでデカリュックは事前に宅急便で送ることにしました。ニューアコは自宅から会場へ、クロネコヤマトで荷物を送ることができるので便利です。
服装は本当に迷いました。ニューアコ公式Instagramのストーリーズでも、服装を考えるのは毎年難しいと書いてありました。前日の公式ストーリーズでは「昼はTシャツ、夜はパーカー1枚でちょうどいいくらい」と書いてあったので、それを目安にしました。その年により暑い・寒いはかなりムラがあるようです。
すでに売り切れだった温泉チケット・シャワーチケット
ニューアコは、会場内外、徒歩圏内に入浴施設はありません。そのため夜、汗を流してから眠りたいという人は事前に「宝川温泉ツアーチケット」か「シャワーチケット」の購入をおすすめします。
そして、これらのチケットは早めに売り切れてしまいます。筆者は完全に油断していたので、前々日にチケットサイトを覗いたときにはすでに売り切れになっていました。温泉に入りたい人、シャワーを浴びたい人はぜひ、お早めにチケット購入をどうぞ。
ちなみにシャトルバスのチケット、サウナチケットも事前購入がおすすめ。シャトルバスチケットは、早い時間からどんどん埋まっていきます。前々日には午後着の便しか空いていなかったので、13時着の便を予約。空きがあってよかった。そしてサウナチケットは売り切れでした……。