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スキーアイテム買う前チェック! ショップ店員に学ぶ、最高のスキーシーズンを迎えるための準備術【vol.09 メーカー解説編】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

スキー好きならその名を聞いたことがある名門メーカーを解説

■ATOMIC(アトミック)

もっとも流通量が多いオーストリアの巨大スキーメーカー。スキーワールドカップに出場するようなトップ選手も愛用しており、毎年、好成績を残し続けています。日本用に調整したモデルも用意するなど、スキー板もブーツも充実のラインナップです。

「スキー自体の種類も幅広く、硬さの種類も多い。とにかく選択肢が広いメーカーです」(下山さん)

初心者から上級者まで、誰もが候補にできる安心のブランドといえます。

■FISCHER(フィッシャー)

オーストリアの人気メーカー。スキージャンプやクロスカントリー競技のユーザーが多く、ゲレンデに映える黄色い板は憧れの的です。

「ブーツに『バキュームフィット』という成型技術があるなど、独自の技が光るブランドです」(下山さん)

スキー板はバリエーションも豊富で、操作性の高さが好評。ヨーロッパでおなじみの人気ブランドです。

■ROSSIGNOL(ロシニョール)

100年以上の歴史を有すフランスの名門。ブーツの人気メーカーLANGE(ラング)を傘下にしています。

「しなやかさを感じ、扱いやすいスキー板というイメージが強いですね」(下山さん)

サンドイッチ構造といわれる昔ながらのつくりで、安定感を出しながらも、よくしなるのが特徴。ターンしやすい板が好評で、レディースもたくさん展開しています。

■SALMON(サロモン)

もともとビンディングのメーカーから世界的ブランドに発展。初心者でも扱いやすいアイテムが多く、板もブーツも“履きやすい”という印象のブランドです。

「登山、トレッキングなど山のスポーツにかかわるものは何でもつくろうという会社。ブランド力も高く、実際質も良いのでオススメをしやすいメーカーです」(下山さん)

滑走性、コントロール性が高いから上級者も納得。初心者でも使いやすい板が多く、幅広いモデル展開が魅力です。

■K2(ケイツー)

1960年代に創業したアメリカのスキーメーカー。ターンすること以外にもいろいろと遊べるようになっており、軽快な乗り心地が特徴的です。

「フリーライド、フリースタイルスキーで有名ですが、ゲレンデ用もあります」(下山さん)

スキー板もブーツもカラフルなアイテムが多く、ゲレンデで注目されること確実です。

いよいよスキーシーズン到来。今年は新アイテムを用意したいという人はメーカーごとの特性も考えて選ぶと楽しさが倍増しそうです。ぜひ、自分のスタイル、レベルに合ったものを選び抜いてください。
                    

【取材協力】

■石井スポーツ 神田本館

東京都千代田区神田小川町3-10

https://www.ici-sports.com/shop/kandahonkan/

下山 真さん

25年ほどスキーインストラクターをしていたというスキーのエキスパート。バックカントリーへの造詣も深い。以前は登山靴売り場も担当しており、スキーブーツの販売にもそのフィッティング技術と経験が活きている。

                           

【著者プロフィール】

■半澤則吉(はんざわ・のりよし)

フリーライター。福島県出身。父がスキーを教えていた関係もあり幼少期から競技スキーに取り組む。毎冬は週4~5度スキー場で研鑽を積むが、中学生で未練もなく引退。

以後は、雪山に行くことはなかったものの15年ぶりにスキーをしてみてその楽しさを実感。本格的に再スタート。

https://www.instagram.com/hanzawanoriyoshi/

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