スキーを全力で楽しむための情報をご紹介している本連載。今回はメーカーごとの特徴を超簡単にチェックします。スキー板を買い替えたいという人も、初めての購入を検討している人も、ぜひ参考にしてみてください。
教えてくれるのは、長くスキーインストラクターをされていた、石井スポーツ神田本店の下山真さん。
「ゲレンデで使うスキー板はおもに、ゲレンデ用、アルペンレース用と呼ばれていたります。最近のものはビンディングとセットになっているので、スキー板を選ぶだけでOKです。まずは国産メーカーから紹介しましょう」(下山さん)
国産メーカー、海外メーカーを一気見します!
■OGASAKA(オガサカ)
日本最古のスキーメーカーで、長野県の小賀坂スキー製作所がつくる職人技が活きたスキー板が評判です。固定ファンも多いブランドといえます。
「私がスキーインストラクターをやっているときには、OGASAKAの板を履いている人の上達が早いように感じていました。スキー板がたわみやすいので、しっかり体重をのせたり踏み込む感覚、コツを掴みやすいんです」(下山さん)
国産ブランドゆえ、やわらかい日本の雪に合わせたつくりをしてくれているのがポイント。スキー技術を高めたいという人に最適です。
■VÖLKL(フォルクル)
100年もの歴史を持つ、ドイツの老舗スキーメーカー。ビンディングのMARKER(マーカー)、ブーツのDALBELLO(ダルベロ)と同グループで、世界中に愛用者がいます。
「安定感がある滑り、どっしりした印象がありますね」(下山さん)
ドイツらしく質実剛健なイメージ、レベルの高いスキー板をつくり続けている超老舗です。
■HEAD(ヘッド)
ビンディング、ブーツもつくっているオーストリアの巨大メーカー。1950年創業と伝統もあり、安定性の高いスキー板が長年愛されています。
「テニスやスノーボードアイテムなども製造しており、国際的な知名度も高いブランド。プロテクターという現在最高レベルの安全性を備えたビンディングを搭載したスーパーシェイプシリーズがいま注目されています」(下山さん)
スキー板とブーツ、それぞれ相性がよいのでセットで揃えるのもオススメです。