個性派アウトドアアイテムを多数展開する「DOD」(ディーオーディー)から、またもや遊び心あふれる焚き火台が登場しました。「リングヲモヤセ」は、名前の通り〝リング〟がモチーフ。見た目こそ突飛ですが、焚き火を楽しむための理にかなったアイテムです。
格闘技のリングがモチーフ?
「DOD」の焚き火台といえば、傘立てのような「マルデカサーテ」、チェアを模した「アツイッス」といった具合に、遊び心全開のアイテムが多々あります。
リングヲモヤセは〝リング〟をモチーフにした焚き火台ですが、〝リング〟とは、指輪でも輪っかのことでもありません。プロレスやボクシングなど格闘技の試合の舞台となる、あのリングです。
火床となる台座と、4本の支柱、支柱に巡らされた3段のワイヤーで構成された焚き火台は、まさにミニリング。日常や社会のなかで闘う人を鼓舞するというコンセプトがあります。で、燃えるファイティングスピリットを表現しています。
日常の悩みを薪に見立てて燃やし尽くすもよし、燃え尽きる薪を見て「自分も燃え尽きるまで仕事や遊びに全力を尽くそう」と己を奮い立たせるもよしです。
リングだから組み立て簡単
なぜリングの形になったかといえば、企画者がプロレス好きだから……と、ストレートな理由です。プロレスファンが企画しているだけあり、ワイヤーの掛け方が本物のリングを忠実に再現しているなど、プロレスへの愛とリスペクトが詰まっています。
「リングヲモヤセ」がスゴいのは、そのユニークな見た目だけではなく、この形だからこそのメリットが複数あること。
まず、組み立てが簡単です。火床となる台座に支柱とワイヤーを取り付けるだけで組み立て完了。ワイヤーをピンと張るときは、支柱についたつまみをひねります。収納するときはその逆です。台座と支柱をバラせばOK。
はじめて組み立てるときは、ワイヤーと支柱を接続する作業が発生しますが、2回目以降は不要になります。
リングだから薪組み簡単&よく燃える、そして温かい
リングヲモヤセはリングなので、壁がありません。代わりに3段のワイヤーが巡らされていて、薪を立てかけることができます。〝薪を積む・組む〟というより〝薪を立てかける〟感覚で、上から薪をポイポイ入れたり、ワイヤーの隙間から薪を差し込んでいきます。
燃えやすく高さのある薪の組み方が容易にできるので、火がより勢いよく、より高く燃えます。そして壁がないので燃え盛る炎をよく見ることができる、というわけです。
壁がないことのメリットはもうひとつ。壁がないと炎の熱をダイレクトに感じられ、温かいこと。火床の位置が低いため、足元からお腹のあたりまでポカポカ。「リングヲモヤセ」は秋キャンプ・冬キャンプで暖をとるのにもってこいです。