キャンプやアウトドアレジャーを存分に楽しんだ後に、近くの温泉でほっと一息。日本でも有数の名湯ひしめく東北で、温泉&キャンプ旅におすすめのスポットをシリーズで御紹介します。
みちのくの名湯として名高い、宮城県の鳴子温泉郷。鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉の総称で、1000年以上続く歴史ある古湯です。
源頼朝に敗れ追われた源義経が平泉へ落ち延びる際や、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中で立ち寄ったとされ、界隈には史跡も数多く残っています。
鳴子峡の紅葉の中で過ごせるコンパクトなフリーサイト
温泉郷の中心として賑わう鳴子温泉から、国道47号を西へ3kmほど。芭蕉ゆかりの出羽街道尿前の関や、日本こけし館がある鳴子公園の先に、鳴子温泉キャンプ場があります。
大谷川がつくりだす名勝・鳴子峡へはすぐ。初夏の萌えるような新緑、10月中旬~11月上旬が見頃の錦を織りなす紅葉が、キャンプ場の周囲にも展開しています。
サイトはフリーサイトで、広さは4000㎡とこぢんまりした印象。管理室を中心に売店、トイレ、シャワー室、炊事場などの施設も完備しています。2023年4月にオープンしたばかりなので、比較的新しく清潔なのも嬉しいところ。キャンプ用品のレンタルも行っているので、手ぶらでも楽しめます。
また近隣には人気が高い道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」もあり、地場産野菜など食材の調達も便利です。
このキャンプ場のセールスポイントは、なんといっても周囲の豊かな自然。緑の中でのバーベキューなどのアウトドアはもちろん、夜は満天に散りばめられた星空が、息を呑むほどの素晴らしさです。