伊吹山の薬草湯で疲れを癒して帰ろう
薬草の里でもある伊吹山。「伊吹山麓まいばらスポーツ文化振興事業団」が、地域の文化資源としての薬草を活用し、薬草風呂を運営しています。登山バスはこの施設を組み込んだコースを走るので、帰りに気軽に立ち寄ることができます。
「薬草の里文化センター」という施設の中に外来入浴ができる薬草風呂があります。
館内に足を踏み入れると、ほのかに薬草の香り。
このときは、登山バス利用者特典で、伊吹薬草の里オリジナルの「薬草湯の素」をいただきました。伊吹山を背景に、薬草湯に入っている信長のイラストがとてもカッコいい。
ヨモギを主体に、センキュウ、チンピ、シャクヤク、ハッカ、ジュウヤク、トウキが使われていて、とてもいい香り。自宅でもこの薬草湯に入れると思うと、とてもうれしいプレゼントでした。
この施設には、ギャラリーや図書室が併設されていて、放映中だった植物学者・牧野富太郎をモデルとしたNHKの朝ドラ「らんまん」にちなんだパネル展示や関連図書のコレクションも展示されていました。
牧野富太郎は、薬草や花が多い伊吹山をとても気に入っていて、たびたび植物採集に訪れたそうです。定宿もあって、地域の人々とも親しく交流していたようです。
書店では見かけないような希少な本もあり、できれば数日間こもりたいほど興味深い資料の数々。薬草関連のイベントやワークショップなども企画されていて、なかなか魅力的な施設でした。
※2023年10月現在の情報です。最新の情報につきましては各施設にお問い合わせください。
【データ】
■伊吹在来そばの会
■薬草の里文化センター