伊吹を代表する可憐な花と日本神話伝説
伊吹山といえば「イブキジャコウソウ」。地面を這うように生えている小さな植物ですが、山頂付近の岩場などで探すとすぐに見つかります。
葉っぱをそっと触ってみると、ハーブの「タイム」とそっくりの香りがします。香りがよいのが〝麝香草〟という名前の由来でしょうか。
花に見とれている間に、あたりはすっかり霧に包まれてしまいました。山頂には「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」が祀られています。ヤマトタケルがこの山で荒ぶる神と戦ったという神話に基づいたものです。
山頂部には、ほかにも弥勒菩薩が祀られた祠などもあり、古くから信仰の山であったことが伺えます。古くから霊山として敬われ、また、薬草を産する山として大切にされてきた歴史が感じられます。
後編では、蕎麦をはじめとする伊吹山のグルメ情報と入浴施設、植物好きなら絶対に寄るべき、下山後の立ち寄りスポットをご紹介します。
※2023年10月現在の情報です。最新の情報につきましては各施設にお問い合わせください。
【データ】
■伊吹山ドライブウェイ