五香粉(ごこうふん、ウーシャンフェン)は料理の下味をつけるときにも、仕上げにも使える中華圏ではおなじみの万能スパイス。ひとふりするだけでがらりと料理の雰囲気を変えてくれるので、味変したいときにも大活躍です。今回は気軽に買えて、種類も豊富なコンビニグルメとのマリアージュを楽しんでいきます。
ほんのり香る程度にかけるのがコツ【サラダチキンスティック】
高タンパクで低カロリー、しかも「食べた!」という満足感があるサラダチキン。そのまま食べてよし、アレンジして献立に加えてもよし、の万能選手ですよね。
アウトドアシーンで食べるとなったら、手を汚さずにそのまま食べられるスティックタイプが断然おすすめです。
シンプルな塩味のサラダチキンスティックに五香粉をかけたら、ちょっと洒落た印象のおつまみになるのでは、とひらめいたのでさっそく試してみました。
これまで組み合わせた食材のうち、苦味がはっきりと感じられたのは初めてです。合わないわけではないのですが、容器から直接振りかけると、適量よりも多くかかってしまうのが原因かもしれません。パラパラと手でつまんで味付けをするぐらいに留めておくのがよさそうです。
香りも味もバッチリな最強の組み合わせ【たまごスープ】
味噌汁から洋風、韓国風、春雨入りと、たくさんの品揃えで迷ってしまうコンビニのカップスープ。お湯を入れるだけで食べられる手軽さも魅力です。
五香粉をちょい足ししたときにいちばんおいしそうなのは……、と売り場に並んでいるスープを眺めてセレクトしたのは、ふわふわたまごのスープ。
たまご以外に、しいたけ、たけのこ、わかめ、ネギが入っているとのこと。中華料理によく使われる食材ばかりなので、五香粉との相乗効果が期待できます。
やさしい味わいに五香粉がプラスされただけで、一口すするごとにパワーが湧いてくる感じがします。ふわっとしたたまご、シャキシャキのたけのこ、弾力のあるしいたけとそれぞれの食感もまた心地よく、満足感も得られます。この組み合わせは、試してみる価値大ですよ。