1000m超えの山上部は景色も空気感も別世界
山頂駅の駅舎を出たところには、最近あちこちでよく見る文字のモニュメントがあります。「どこにでもあるなぁ」と思いながらも、つい写真を撮って、SNSとかにUPしてしまうんですよね。「ZAO」は、字面もシンプルで可愛らしい感じがよかったです。
鳥兜山の山頂へは、駅舎を出て緑陰が心地よい遊歩道を登るとすぐ。山形市・上山市方面の市街地が一望できます。
「山形県って、緑が美しい山々に囲まれた自然豊かな場所だから、フルーツも野菜もお米も美味しいのかな……」と、つい食べ物のことを考えてしまいました。
さて、鳥兜山の山頂から駅舎まで戻り、「ドッコ沼」まで行ってみることにします。駅舎から北側の斜面を下ること約15分。冬はスキー場らしき場所を通り抜けると、森に囲まれた神秘的な沼のほとりへ出ます。
仏具の「独鈷」と形が似ているそうですが、横から見てもよくわかりません。ただ、深い緑色の水をたたえた静かな沼はとても美しく、心癒される場所でした。水辺には「水神様」が祀られていて、昔から地元の人々に大切にされてきた地であることがよくわかります。
前編はここまで。後編では、いよいよ蔵王連峰のメインエリアへと向かいます。
【データ】
■蔵王温泉観光協会
■蔵王中央ロープウェイ
http://zaochuoropeway.co.jp/jp/
■蔵王町観光物産協会