アウトドア遊びのひとつとして、お家で菜園&ガーデンニングを楽しむ、自称ソトラバニスト(外で遊ぶの大好きな人)のお庭に茄子の花が咲きました! 暑い夏が過ぎて、いよいよ茄子が美味しい季節がやってきました。
秋は美味しい茄子の季節です。夏より秋茄子が美味しいワケは、涼しくなることで旨味成分のアミノ酸や糖が増えるから。実りの秋は栄養分をたっぷり蓄えた美味しい実をつけるちょうどいい季節なのです。
なお茄子に含まれているカリウムには利尿効果があるため、水分を体外に排出する際に身体の熱も奪ってしまいます。秋茄子は美味しいすぎて、ついつい食べ過ぎてしまうと体を冷やしてしまいます。
ちなみに「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがありますね。あれは意地悪ではなくて、お嫁さんのカラダを気づかて注意を促した言葉のようです。
茄子は皮部分に栄養あり
さて、庭に咲いた茄子の花は薄紫色で、花びらは5〜8つにさけています。黄色の雄しべが愛いらしく目立っていますが、茄子は雄しべと雌しべがひとつの花に存在し、とても受粉しやすいのが特徴です。
虫や蜂なども受粉の手伝いをしてくれますが、風で揺れるだけでも自然と受粉してくれるありがたい構造になっています。花が咲いた後に黒っぽく濃い紫色の茄子の実が育ちます。
茄子の栄養成分は90%が水分。たっぷり水やりをして、まるまる太ると美味しそうな食べ頃となります。夏から秋へ温度差が大きくなる頃に身が引き締まり、食感よく旨味が凝縮されます。
美味しく食べるには皮をむかずにいただくことが大切です。茄子に含まれている主な栄養素は紫色をした皮の部分に多く含まれています。茄子の皮には強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種「ナスニン」が豊富。動脈硬化の予防や眼病の予防、がんの予防、メタボリックシンドロームの予防などに効果的とされています。