2023年10月6日〜8日の3日間、長野県松本市の信州スカイパーク内やまびこドームにて開催された「ALPS OUTDOOR SUMMIT2023」。“LOVE CRAFTMANSHIP”をキャッチフレーズに登山&キャンプブランドが一堂に集結。登山メジャーブランドとアウトドアメーカーの注目アイテムを中心にイベントの模様をご紹介します。
「米国発・名門鞄屋」から「国産自動車ランプ屋」まで参加
【IPF】自動車系ランプメーカーが作ったアウトドア用電動キックボード
「ALPS OUTDOOR SUMMIT2023」はやまびこドーム会場に加え、隣接のアウトドア会場となるイベント広場でもキャンピングカーなどのビークルエリアやワークショップ&フードエリアなどを展開。ビークルエリアでは自動車用ヘッドランプやフォグランプなどの照明アイテムの大手 「IPF」がハイエースやデリカなどに特別照明装備を施して展示。
目玉アイテムとして、まだ発表前のコンセプトモデルの電動キックボード「オーレック」を特別展示してくれました。前後に専用サスペンションを組み上げ、ラフロード専用タイヤを履かせているので悪路走破も楽にこなしてくれるのは間違いなく、キャンプ場での移動はもちろん、ナンバー取得すれば近隣への買い出しにも公道で使用できる安心感があります。2024年登場の予定です。キャンプ派の方たちには楽しみが増えますね。
【ホットサンドソロ】燕三条の職人が手がけたホットサンド
ユニークな出展はホットサンドソロというホットサンドメーカー。燕三条にある「4W1H」というキッチン用品メーカーのオリジナルブランドです。5W1Hから「どこ」となるWHEREを取り除いたブランド名は、場所を限定しないアウトドアにふさわしいネーミングで、すでに多くのファンを抱えています。
「パン2枚だと多いよね」というただそれだけの理由でパン1枚を丸めてホットサンドに。ファン執筆のレシピ本も発売されているほど、じつはパン1枚って多機能なんですね。
【MYSTERY RANCH】アメリカ本土から総帥がトークショーに参加
リュックの名門ブランドといえば「MYSTERY RANCH」です。同イベントのトークショーでは遠くアメリカ・モンタナ州からはるばる総帥のデイナ・グリーソンが来日して登壇してくれました。
注目はテラフレームシリーズ。公共交通機関を使用してのキャンプに利便性を発揮する可変フレームモデルで、ノーマルに荷物をプラスして積載できるカーボンフレーム採用の50Lリュックです。対荷重70kgテスト通過という強度を誇ります。またデッドパックの展示も知見を高める興味深いものでした。
【ZEROGRAM】テント泊登山を楽しむ提案
陸上や海洋のゴミをリサイクル、アップサイクルできる素材研究から、ストレスフリーなギア開発で知られる登山メーカーである「ZEROGRAM」ではテント泊を中心に登山を楽しめる提案を具体化。
主力アイテムのテントはエルチャントV2 1.5Pを軸に数モデル展示。クッカーではインスタント麺調理がしやすいスクエアタイプを訴求していました。バックパックも数モデルラインアップし、サスティナブル登山に欠かせないブランドの地位を築き上げています。