天候面のトラブルは事前の情報入手が大事
最後に天候に関してですが、まずは、スマホアプリなどで直近の天気予報をしっかりと把握しておくことが重要です。もし、荒天が予想されたり、不安があったりする場合は延期を検討しましょう。
サイクリング中に雨が降ってくる場合もあると思いますが、天気が崩れそうなときは雨具を用意して出かけるようにしましょう。そして、雨が激しい場合は雨宿りをして収まるのを待つのが賢明です。
なお、あまりにも天候が悪くてサイクリングの継続が不可能なときは、自転車を袋に入れて電車で帰ってくる方法もあります。「これは『輪行』と言って、専用の袋に自転車を入れて電車に乗ることができます」(山口さん)。実際には、タイヤを外したりする作業がありますので、実践するには事前練習が必要です。まずは、こういった選択肢もあるということを知っておくといいでしょう。
どんな事にもトラブルはつきものです。ただ、対策をきちんと考えておけば、現場で慌てることなく対応できるはずです。特にパンク修理に関しては、必ずマスターしておきたいですね。備えてあれば、安心してサイクリングを楽しむことができるでしょう。
【監修】
山口貴司
【プロフィール】
サイクルライフアドバイザー。岐阜県羽島市に2022年にオープンした「サイクルステーションBLOCK47」のスタッフ。自転車には中学生の頃から興味を持ち始め、高校生のときには競技にも参加。現在は、速く走ることよりも、いろいろな場所に行って、美しい景色や美味しいものを堪能することに夢中になっている。
【取材協力】
■サイクルステーションBLOCK47
住所:岐阜県羽島市福寿町千代田3-54 岐阜羽島ガーデンモール内
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