趣味にフィットネスに、高い人気を誇っている自転車。私もサイクリングを始めてみたいけれど、わからないことだらけという人も多いことでしょう。
そこで、そういった初心者の心配を一掃するため、「サイクリングを楽しむための基本のキ」シリーズをお届け。サイクルライフアドバイザーの山口貴司さんに、自転車の基本から楽しみ方までを教えていただきます。今回は「サイクリング中の給水方法と休憩ルール」です。
持っていくのは飲みやすい水が一番
夏の熱中症対策はもちろんのこと、スポーツやレジャーにおいて水分の補給は絶対に欠かせないものです。これはサイクリングでも同様で、定期的に水分を取ることが大切です。
「ボトルで携行するのは、やはり水が飲みやすいので一番おすすめです」と山口さんはアドバイスします。 スポーツドリンクもいいのですが、ベトベトしてしまうのが気になるときがあるそうです。
また、夏場は塩分補給のために塩タブレットも有効とのこと。さらに、エネルギー補給のために各種の補給食も用意しておくといいようです。好みで用意しましょう。
水を飲むタイミングは随時、暑いときはこまめに
水分は、随時補給するのが基本です。特に暑いときは、5分おきなどこまめに補給することが大切です。また、補給食については、「私の場合は、だいたい1時間半から2時間くらい走ったところで食べることが多いです」と山口さん。
なお、自転車に装着しているボトルから飲む場合、走行中に飲むとどうしても片手運転になってしまうため、停車してから飲むのが安全です。 また、ハイドレーションと言って、背負ったリュックに収めたボトルからホースを出して、走りながら補給できる方法もあります。覚えておくといいでしょう。
さて、水分補給はもちろんとして、定期的に体を休めることも重要です。「走り出してしまうと楽しくなってどんどん走ってしまうので、1時間ごとに休むなど、タイミングを決めておくといいでしょう」(山口さん)