トヨタのグループ企業のひとつである『トヨタ・コニック・プロ』が提供するスタイルドカーブランド「CORDE by(コーデバイ)」が、2023年10月26日(木)〜11月5日(日)までの11日間で開催されるJAPAN MOBILITY SHOW 2023で、ランドクルーザープラドベースのコンセプトモデルを展示します。
ベース車両にはランドクルーザープラドを採用
このコンセプトモデルは、“1台のクルマをもっと長く愛せるようにすることで、サステナブルなクルマ社会の実現を目指す”CODE byの思いに共感した、アメリカ初のアウトドアブランド「THE NORTH FACE」(ザ・ノースフェイス)と、同ブランドが共同で素材開発を進めているバイオベンチャー企業「Spiber」(スパイバー)との3社によって開発。“アウトドアカーをサステナブルに”とのゴールを掲げ、ベースモデルには優れた機能性が世界中のアウトドアフリークから愛されている、ランドクルーザープラド(2018年式)を採用。環境負荷の少ない次世代繊維「Brewed Protein™ 」(プリュード・プロテイン™)を世界で初めてモビリティのインテリア素材の一部に採用しました。
モデル名は、「カーライフに“新しい景色を”」との想いを込め、LAND CRUISER PRADO“NEWSCAPE”(ランドクルーザープラド ニュースケープ)としています。
次世代の基幹素材をシートカバーの一部に採用
LAND CRUISER PRADO“NEWSCAPE”最大の注目ポイントは、Spiberが開発した構造タンパク質素材のBrewed Protein™繊維を採用したオリジナルシートカバーです。
主原料を石油などの化石資源や動物資源に依存しない植物由来の糖が用いられ、微生物発酵を利用して製造される同素材は、繊維や樹脂状のものなど、さまざまな形態に加工することが可能で次世代の基幹素材として期待されています。
人気のダウンジャケットを彷彿とさせる仕立てにも注目
また、デザイン領域のプロデュースはザ・ノースフェイスが担当しており、エクステリアデザインに同ブランドのドーム型テント「Geodome 4」の意匠をインスピレーション。そのイメージを車体全体に表現しています。
また、オリジナルシートカバーのデザインは、オールブラックでまとめながらシートバックの左右にそれぞれBrewed Protein™とTHE NORTH FACEのロゴを配置。不動の人気を誇るザ・ノースフェイスのダウンジャケットのような、クールな雰囲気に仕立てられています。
さらに、フューエルリッドにもTHE NORTH FACEのロゴをインクリメンタルフォーミング(逐次成型加工技術)で入れることで、さり気なくもしっかりアウトドア感を演出。足まわりは、タイヤ&ホイール、ブレーキキャリパーをオールブラックでコーディネート。マッドガードにもTHE NORTH FACEとSpiberのロゴがデザインされ、シンプルながらバックシャンもクールに魅せてくれます。
その他、フラットタイプのルーフキャリアとハーフラダーが装着され、アウトドアでのユーティリティ性を高いレベルでアップデート。フロアマットにはTOYOTA、グローブボックスにはTHE NORTH FACEのロゴをあしらうことで、運転席まわりにもスペシャル感が演出されています。