千葉市美浜区の幕張メッセで開催された『GARDEX(国際ガーデン&アウトドアEXPO)』。会場には、約850社(同時開催展含む)の出展社が集い、ガーデン雑貨/花・植物/ガーデニング用品をはじめ、ホテル・商業施設向けの空間デザイン商材などを展示。B to Bの商談展示会として、参加企業が自社製品の販路拡大を狙った熱気にあふれたイベントでした。
ソトラバでは、同イベントを取材。キャンプ&アウトドアで使える、新たなアイテムの発掘を行ってきました。
エナジャイザーが6タイプのポタ電を出品
群雄割拠のポータブル電源市場では熾烈なシェア獲得競争が繰り広げられています。日本でお馴染みのポータブル電源ブランドと言えば、Jackery(ジャクリ)やEcoFlow(エコフロー)、BLUETTI(ブルーティ)などが挙がられますが、GARDEXでは2023年6月、日本に初上陸したポータブル電源ブランド「Energizer(以下、エナジャイザー)」も出展。
容量293.74Wh(81,600mAh)〜1102.5Wh(294,000mAh)までの6タイプのポータブル電源を展示していました。
今後はリン酸鉄マンガンリチウムイオンが主流に?
昨今のポータブル電源はリン酸鉄リチウムイオン電池が主流ですが、エナジャイザーでは、「PPS550W1F」「PPS1100W2F」の2モデルには、リン酸マンガンリチウムイオン電池(リン酸鉄リチウムイオン電池をベースに、正極材に使用する鉄の一部をマンガンに置き換えたリチウムイオン電池)が搭載されています。
特徴は、リン酸鉄リチウムイオン電池とほぼ同等のコストと安全性(熱暴走や発火の心配がなく、発火・火災を引き起こすリスクも大幅軽減)ながら、エネルギー密度が約15~20%ほど高いというメリットがあります。