GARDEX(国際 ガーデン&アウトドアEXPO)の会場でキャンプはもちろんですが、登山でもクッカーを使用して山飯グルメを楽しむアウトドアキッチン派の方々に注目されること必至なアイテムを発見しました。繊維をはじめ家電、自動車、住宅やヘルスケアなど、幅広い分野でサスティナブルな素材を提供する旭化成グループの旭化成アドバンスのブースでは、マジックファイバーの実演で賑わっていました。
キャンプの大問題油片付けの救世主
旭化成アドバンスは繊維・樹脂化学品・建築土木資材をコア事業に展開しています。今回、同展示会に持ち込んだ提案商材がマジックファイバーです。マジックファイバーは同社が開発した家庭用油を吸収吸着する先端素材のナノファイバー繊維を採用した油吸着剤です。
ポリプロピレンを素材にした綿形状でマイクロファイバーと比較して数千倍以上の表面積を誇っています。つまりそれだけ油と接着する面積が増えるため吸着量が大幅にアップ。すなわち、非常にコンパクトなサイズで油処理をこなしてくれるということで、食材は豊富に、でも片付け道具は極力コンパクトにまとめる必要があるアウトドアクッキングを実現してくれるアイテムなのです。
アウトドアではうれしい拭き残しなしでティッシュいらず
その実力はマジックファイバー5gで50倍の250gの油を吸着するというもの。実演ではガラスプレートに並々注いだ油を、他社業務用従来品とで比較。従来品では油吸着はするものの持ち上げてみれば吸ったはずの油が滴り落ちてしまいましたが、マジックファイバーはほぼ油が垂れ落ちることなくトングでそのままビニール袋に仕舞えます。
後片付けの食器洗いなどができる洗い場を備えたキャンプ場ばかりではないことを考えると、マジックファイバーの性能は魅力的です。何より油汚れを放置すると、固まって家での油落としが大変ですよね! ファミリーキャンパーなら、帰宅後にお母さん方の油汚れの愚痴を散々聞かされていると思います。これさえあれば、お母さんの苦労を軽減することも可能です。しかも家に持ち帰ってそのまま家庭ゴミで処理できるので、排水溝に流すことなく環境にも優しいというSDGsへの視点も見落とせません。
お父さん方にはキャンプ以外でもこのマジックファイバーは注目すべき点があります。この強力な油吸着能力は、家庭油だけでなくバイクや自動車の機械油汚れにも絶大な効果を発揮します。超極細繊維のナノファイバー素材なので、ボディやホイールなどを傷つけることなく油除去作業ができるそうです。