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ビンテージがいま熱い! 私と一緒に年輪を重ねたキャンプの相棒ギア5選

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

【私が育てたビンテージギア.04】
コールマン・286A/ワンマントルランタン

コールマンのホワイトガソリンを使用する定番のランタン。同社のガソリンランタンには製造年月が刻印されており、バースデーランタンとして入手する人も多いアイテムです。最近のLEDランタンは携帯性に優れ、明るく便利でマントルが燃焼しながら発する明かりは、何ものにも代え難い優しさがあります。

コールマンのワンマントルランタン

写真のランタンは1999年3月に製造されたもので、息子のバースデーランタンとして購入。父親が使い、息子がキャンプを始める時に引き継ごうと考えていたのですが、外遊びに興味がないようでいまだに父親が使い続けているといういわくを持ちます……。

【私が育てたビンテージギア.05】
ヤマハ・セロー225/マルチパーマスバイク

すでに30年近く経った元祖トレイルバイクのヤマハ・セロー225。ソロキャンプやバス釣りの相棒として活躍中で、4サイクルの単気筒エンジンは最高出力20psとパンチはありませんが、扱い易く低いシート高は足着き性にも優れ、運転のしやすさにも定評があります。シンプルな構造を持つモデルだけに整備も簡単。ただし、最近は純正パーツの供給が終わってしまったものもあり、そろそろ修理に苦労しそうな予感が漂っています。排気量が223ccなので高速道路を走ることもでき、車検も不要なので長期の維持も経済的なのです。

【まとめ】

その他にもシングルバーナーやツーバーナー、ホールディングチェア、カヌー、釣り道具など、使い続けているうちにビンテージになってしまったアウトドア用品は数多く、「育てる」というよりも時間と共に「育ってしまった」というのが正しい表現かもしれません。

数十年が経ったいまも現役として使い続けることのできる相棒たちは、「定番」と呼ばれるものばかり。個人的な意見ではありますが、大流行中の某軽量ファイヤーピットやデザイン優先のチェアが数十年後に一軍として活躍しているかとは、私には思えません。流行を主軸に持ち、耐久消費財として「時代を楽しみたい」人には最適だと思いますが、「10年後使える!」という基準を持つ貧乏性な私の選択肢に入ることはないでしょう。

また、ビンテージへの憧れは理解でき、共感をする場面も多いのですが、ビンテージをお金で買うのではなく「人生と共に育てる」という遊び方こそ、正しいビンテージギアの嗜み方なのではないでしょうか。

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