アボリジニとっては欠かせない生き物
ところで、エミューは太古の昔からオーストラリアの先住民族アボリジニをはじめ、オーストラリアに住む人々の生活に密接に関わってきました。食用肉となったり、薬としても役だったりしてきたそうです。
「捨てるところがない鳥だと言われ、食用肉になるほか、羽は防寒服に使われました。内臓の脂は薬屋化粧品として使われることもあります。卵は10cm程度で殻は深緑色をしています。たんぱくな味で、オムレツなどにはあまり適していませんが、お菓子づくりに使われることが多いようです。また、卵はエッグアートにも使われていますね」(北條さん)。
オーストラリアの大地を想像しながら、髪型がおしゃれなエミューを愛でてみてはいかがでしょうか。
【データ】
学名:Dromaius novaehollandiae
ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属
【取材協力】
掛川花鳥園