ソトラバ

飛べないけれど羽根はある! オーストラリアで独特の進化を遂げた「エミュー」【へんないきもの・鳥編 vol.01】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

アボリジニとっては欠かせない生き物

ところで、エミューは太古の昔からオーストラリアの先住民族アボリジニをはじめ、オーストラリアに住む人々の生活に密接に関わってきました。食用肉となったり、薬としても役だったりしてきたそうです。

「捨てるところがない鳥だと言われ、食用肉になるほか、羽は防寒服に使われました。内臓の脂は薬屋化粧品として使われることもあります。卵は10cm程度で殻は深緑色をしています。たんぱくな味で、オムレツなどにはあまり適していませんが、お菓子づくりに使われることが多いようです。また、卵はエッグアートにも使われていますね」(北條さん)。

オーストラリアの大地を想像しながら、髪型がおしゃれなエミューを愛でてみてはいかがでしょうか。

【データ】

学名:Dromaius novaehollandiae

ヒクイドリ目ヒクイドリ科エミュー属

                            

【取材協力】

掛川花鳥園

https://k-hana-tori.com/