【メリット.03】低燃費のFFヒーターは経済的
燃料タンクからポンプで汲み上げた燃料を使ってヒーター本体を燃焼させるFFヒーターは、燃料消費が少なくて済むのが大きな魅力。その燃費は0.3L/h(1時間の使用で消費する燃料は300cc)程度といわれ、10時間の使用でも消費する燃料は3リッターで済みます。高騰するガソリン価格(≒160〜180円)で計算しても600円程度でお釣りがくる計算になります。
【メリット.04】クルマと同じ燃料を使用できる
FFヒーターを使用する場合、車両と燃料タンクを共有することができ、同一の燃料を使用することで給油の際に面倒な手間がかからずに済みます。一方、LPガスの場合には給油が二度手間になってしまいますが、燃料価格が安く維持費を抑えることができるメリットも。基本的には車両と燃料を共有する車両がほとんどで、ガソリンや軽油は全国各地にあるガソリンスタンドを利用することができるので、利便性も高いと言えます。
【まとめ】
FFヒーターがキャンピングカーにとって必需品であることは、理解していただけたかと思います。もちろん、FFヒーター自体は決して安い装備ではなく、後付けで装備する場合には、ヒーター本体と付随するコントロールユニット、スイッチ類、サブバッテリーなどが必要になります。
配線・配管などの取り付け工賃などを含めると30万円前後の費用が必要となり、そう考えたとき、新車でキャンピングカーを購入するのなら標準装備、またはオプション(取り付け工賃などが割り引かれる場合が多い)装備できるモデルを選ぶことが懸命です。また、中古車でキャンピングカーを選ぶ時にはFFヒーターが備わっているかを確認することも大切。その選択が冬の車中泊を快適に過ごす最良の方法になることは間違いないと言えるでしょう。