沢の源流まで詰め上がって山上の登山道へ
沢の源頭部に近いあたりからは、いくつかのルートがあります。最後の堰堤上部は、増水すると登山道が水没していることもありそうです。
踏み跡は錯綜してあちこちについていますが、どれを行っても、最終的にメジャーな登山道「ノースロード」に突き上げます。
この日は「ノースロード」に出て、30分も経たないうちに、とんでもないゲリラ豪雨が襲来! 沢の中でなくてよかった……とホッとしました。
「ノースロード」には、秋の花である「ゲンノショウコ」が可愛らしく咲いていました。
プチ沢登りが楽しめる「六甲山・大池地獄谷」ハイク。水しぶきが産み出すマイナスイオンに癒されながら、ちょっとした冒険気分も味わえます。
日中はまだまだ残暑が続くこの時期。涼を求めて、ザブザブ沢歩きにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
「六甲山・大池地獄谷」ハイクを安全に楽しむために
「六甲山・大池地獄谷」ハイクは、起点となる神戸電鉄大池駅から、遡行終了となる沢の源頭部まで、距離にして約4km。標高差400m程度の登りです。
しかし、尾根道と異なり、沢ルートは意外と時間がかかります。
昭文社の「山と高原地図」では、やや難易度が高いことを示す、破線ルートになっています。ある程度のルートファインディング能力も必要なので、沢ハイク初心者は、必ず経験者と同行してください。
また、沢の中は携帯電話の電波が届かないことが多いので、登山アプリや地図アプリを使用する場合は、入山前に一度リロードしておくこと、紙地図を併用することをおすすめめします。 携帯電話圏外では、緊急時に通信ができないことを認識し、事故のないよう細心の注意をはらって行動しましょう。