炭火で焼いたおつまみで最高の晩酌を
さあ~お次は日本酒ですよ!
このお酒に合う最高のおつまみを、ひとり酒セットでつくってきます!
この「ひとり酒」は、炭火で焼いたできたてのつまみをつくれるという、お酒好きにぴったりのギア。外でも居酒屋気分で晩酌ができるなんて最高ですね!
使い方としてはガス火で炭を起こして、その炭をミニフライパンに移し、上から焼き網をかぶせるだけ。簡単でいいな。
それではさっそく、Mちゃんと交代で懐中電灯を持ちながら、まずはカセットコンロにひとり酒の網と炭をのせて火を熾していきます。
熾火になるのを待つ間、日本酒を開けます。マグロの刺身を食べましょう。
と、思ったのですが、またまたMちゃんから「姫乃さん! お箸忘れました!」という声が。
うん、マグロの刺身は手で食べることにします!
お醤油はないのですが、Mちゃんが刺身用に塩の小瓶を持ち歩いていました。これは忘れなかったのね。
「漁師のゴロ塩」という塩で、これもひとり酒と同じくフェニックスライズが開発したものなのだそう。
この塩にはイカの肝がブレンドされていて、刺身にかけるととてもおいしい!
マグロの脂と塩が日本酒に合う~~~! 静岡最高!
いい気分になった頃、炭が熾火になったので、付属の取手を使って網をひっくり返します。
準備はこれだけ! あとはこのひとり酒の上に好きな食材を置いて、じっくり炭火焼きにして楽しむのみです。
暗闇の中、懐中電灯に照らされながら、かますの尾っぽを持って、火傷しないようにそっと網の上に乗せます。
正直、暗い海の向こうでポツンと灯台が光っているのが怖かったのですが、炭火でかますを焼く「ジーーッ」という音を聞いたら元気になりました。心が明るくなります。
両側の表面がこんがりするまで焼き上げて、完成! さあ、いただきます!
グアー、かますの旨味とみりんの甘さと日本酒のコクが襲ってくる----!! し、幸せ~~。
マグロの刺身を食べて、日本酒を飲んで、かますのみりん干しを食べて、日本酒を飲んで……。
あー、はるばる海まで来てよかった。何も見えないけど。
すでに焼いているらしい焼カワハギも少し炙ってみます。これもまた甘塩っぱい味で日本酒に合う!
やっぱり炙るとパリッとしてさらにおいしいです。なんか手づかみで食べるのもおいしくなってきたぞ。
そういえば今回は買わなかったけど、チータラも炙るとおいしいんですよね。酒のつまみはなんでも炙るとおいしいんだなあ。
炭火焼きの肴で勢いづいて、ふたりであっという間にボトルを2本、空にしました。
海、肴、酒、優勝!
取材協力:フェニックスライズ
■一人用七輪「ひとり酒」(フェニックスライズ)
【プロフィール】
姫乃たま
1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、現在は文筆業を中心にラジオ出演や音楽活動をしている。
2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)『永遠なるものたち』(晶文社)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。