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ちょっとしたコツで映える写真に! プロカメラマンが教えるアウトドア撮影術【vol.06  イメージショット編】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 石畳と足元のショット
  • 登山中の足元
  • 夕焼けとシルエットのショット
  • 波打ち際のショット
  • 木漏れ日のショット
  • 登山中の足元

SNSやブログに投稿する写真の中に、想像をかきたてるイメージショットがあるだけで、ストーリー性が感じられるようになってぐんと魅力が増します。アウトドアや旅先におけるイメージショットにはどんなものがあるでしょうか。実例とともにご紹介します。

動きのある場所に重点を置いて撮ってみよう

「百聞は一見にしかず」的な、ひと目見ただけで写真の内容が理解できるものもいいですが、ときには行間を読むような写真を挟んでみるのも、ストーリーが広がっておすすめです。

たとえば、後ろ姿や足元に寄った写真。「この人は誰だろう?」ということがあまり気にならずに、代わりに「これはどんな状況だろう?」と意識させることができます。

こちらは登山中の様子を撮影したもの。

シャッタースピードを遅めにしたことで、躍動感のある写真になりました。こういう動きのある写真ならば、ブレがあるほうがかえっていいでしょう。

ちなみに1枚目の画像の場合は、石畳の町並み、そして地図を持っている姿が映っています。「地図を持っているから旅行中なのかな?」など、推察できるのではないでしょうか。同じ足元の写真でも、状況が異なるとずいぶん雰囲気が変わりますね。

人物については文章で表現する、もしくはその後に登場させる写真で理解してもらえればOK、というときに活用できるワザです。また、人物を特定させたくない場合にも有効でしょう。

自然現象をうまく捉えてみよう

木漏れ日といった自然が織りなす現象は、イマジネーションを刺激する写真としてとても有効です。

それ以外だと、波にフォーカスした写真もいいと思います。海岸全体を撮影したものとはまた違った印象を受けるのではないでしょうか。

風で飛んでいる葉、光を受けて反射する水面など、より小さなものに目をつけて、じっくり撮ってみるのもいいですね。めまぐるしく変化する自然と向き合って撮影を続けていると、思わぬ素晴らしい瞬間に立ち会えることもあるかもしれませんよ。

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