「お金はあまり無いけどキャンプがしたい……」、そんな初心者キャンパーの方におすすめしたいのが、まずは買っておくべき『スターターキット的なアイテム』です。限られた予算を上手にやり繰りする必要はありますが、これからキャンプ上級者を目指すには何から手を出すべきか? キャンプでの使用頻度の高いアイテムを考え、効率の良いキャンプができるよう目指しましょう!
今回はこれからキャンプを始めようと画策しているビギナーを対象にした、クルマを使った「オートキャンプ」を基本に考えていきましょう。条件が揃えば、何を優先して手を出すべきかが見えてくるはずです。
キャンプでは必須のアウトドアチェア
初心者キャンパーが陥りやすいのが、「道具が揃わないとキャンプができない」という大きな誤解。そして経験がないにも関わらず、いきなりのテント泊や華やかなキャンプサイトづくりを頭に描いてしまうことです。そうなると「あれも欲しい、これも必要……」と、なくても問題ないアイテムまで欲しくなってしまいますが、キャンプを始めるにはシンプルで柔軟な思考を持ちましょう。
経験を積むため、楽しさを味わうためには気軽な外遊びから始めることをおすすめします。その第一歩として手に入れるべきアイテムは「チェア」です。最近ではキャンプブームの影響もあり、アウトドアメーカーだけでなくホームセンターのオリジナルブランドや作業着メーカーもアウトドア用品をリリースしています。高品質で低価格なコスパに優れた商品も数多く、予算的には2000円以下で使えるチェアを手に入ることも難しい話ではありません。
チェアと一緒にコンパクトなテーブルがあると便利
次に手に入れておくべきアイテムはコンパクトな「テーブル」。これさえあれば、チェアと組み合わせることでアウトドアの雰囲気は盛り上がります。クルマのラゲッジでも邪魔にならない折り畳みタイプやロールタイプのテーブルは、キャンプ上級者になっても必要不可欠なアイテムとなるので、買っておいても損はありません。
価格的はピンキリですが、モノによっては1000円程度から手に入れることができ、アウトドアブランドの商品でも3000円程度とリーズナブルなのも大きな魅力と言えるでしょう。
「シングルバーナー」は使い勝手次第で選びたい
チェアとテーブルが揃ったらコンパクトな「シングルバーナー」をゲットしましょう。その場合、注意して欲しいのが燃料のタイプをしっかりと把握しておくこと。家庭でも使われているカセット式ガスコンロと同じCB缶仕様であれば、コンビニでもガスボンベが購入できるので安心です。アウトドア専用のOD缶はガス式のアウトドア用品との汎用性が高く、後々OD缶を使ったランタンやストーブなどを手に入れたいと思っている人にはおすすめです。
燃料にホワイトガソリンやアルコールを使ったアイテムもありますが、燃料の扱いが面倒なのでガス式のCB缶かOD缶を使ったシングルバーナーがお手軽です。価格的には3000円~5000円程度で手に入れることができますが、バーナーは火を使うキャンプギアのため安全かつ信頼性の高い商品を選んでください。