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イライラするかゆみを一刻も早く何とかしたい! 蚊に刺されたらやっていいこと、ダメなこと【専門メーカーに聞く対策術 vol.01】

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知ってた? 蚊に刺されたときの反応には2種類ある

私たちの体は、蚊に刺されるとアレルギー反応でかゆくなりますが、症状が現れるタイミングは2つのパターンに分かれるといいます。

それが「即時型反応」と「遅延型反応」と呼ばれるもので、かゆみの発生するメカニズムが異なります。どちらであるかによって、選ぶべき薬が変わってくるのだそうです。

「即時型反応は、蚊に刺されてすぐのかゆみです。前述したヒスタミンが引き起こすもので、血管が拡張して赤みが生じたり、血管から血漿成分がしみだして腫れが生じたりします」

「遅延型反応は、蚊に刺されて数時間~数日後の反応です。刺されたところに炎症細胞が集まってきて、かゆみや炎症を起こす炎症物質を放出します。この場合も赤みや腫れのほかに、強いかゆみが発生します」(堀田さん)

反応のタイプのどちらが現れるかは、蚊に刺された回数によって変わるといわれています。一般に乳幼児期は遅延型反応のみ、幼児期から青年期にかけては両タイプが現れ、青年期から壮年期にかけては即時型反応のみ、老年期になるといずれの反応も生じなくなるといわれています。

「即時型反応には、ヒスタミンのはたらきを抑える抗ヒスタミン成分配合の塗り薬がおすすめです。一方で、遅延型反応には炎症をおさえるステロイド成分配合の塗り薬がおすすめです」(堀田さん)

「当社では『即時型反応=刺されてすぐのかゆみ』、『遅延型反応=ぶり返すかゆみ』と表現しています。かゆみの起こるメカニズムについては、マンガで分かりやすくご紹介しています。ぜひご覧ください(https://www.ikedamohando.co.jp/jyouhoukan/comic/index.html)」(山岸さん)

蚊に刺されたときは、冷やしたり薬をつけたりしてかかないように努めること、刺されたときの反応によって、より効果的な成分を含む薬を選ぶ必要があることを、理解していただけたでしょうか。

次の記事では、クリームや液体など、剤形の異なる薬の塗りやすさの違いや、子どもの薬を選ぶ際に気を付けたいことなどについて、さらにお話を伺います。

※「ムヒ」は池田模範堂の登録商標です

【取材協力】

■大日本除虫菊

https://www.kincho.co.jp/

■池田模範堂

https://www.ikedamohando.co.jp/

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