日本百名山の一座に数えられる蓼科山。八ヶ岳山系に連なり北八ヶ岳にカウントされていますが、単独峰扱いする向きもあります。別名・諏訪富士とも呼ばれる末広がりの美しいシルエットの一方で、苔むした岩とシラビソの森から山頂手前に積み上がっている大きな火山石帯という特徴は、まさしく八ヶ岳。岩場が続くアスレチックな登山が待っています。
どのルートからも最後は岩岩、おまけに山頂も岩岩岩
蓼科山には四方から登山道が伸びており、ハイカーの交通手段の都合などで山頂ハイクに挑めることが可能です。標高は2530m。登山口は南西側に2カ所。北側に2カ所。東に北横岳からの縦走路が1本と5カ所ありますが、内4本が山頂直下の将軍平を経由し、山頂直通はビーナスライン・スズラン峠にほど近い女神茶屋・蓼科山登山口の1本です。いずれの登山口も駐車場が確保されているのでマイカー派には人気の山です。
最強の相棒を従えた蓼科登山のスタート
今回のルートは北面側の女神湖近くの「七合目登山口」からの入山です。駐車場はビーナスライン登山口正面に10数台分。そこから100mも離れていない場所に40~50台分のスペースがあります。そして今回はタフネスアウトドアウォッチで人気の「ガーミン」の最新作「インスティンクト2Xデュアルパワー」を帯同しての山行です。
登山口脇に登山ポストがあります。登山届を忘れずに。早速「ガーミン・インスティンクト2Xデュアルパワー」をセッティングします。まずは「登山」モードのセッティングから。ボディベゼル部右上のGPSスイッチを長押しして、緯度・経度を呼び出します。再度GPSスイッチを押して保存をかけます。次に「タクティカル」セレクターを選んでスクロール。追加セレクターから「アウトドア」を呼び出して「登山」モードに設定します。右上の文字盤内小窓のモードウインドウが登山のピクトグラムになっていればOKです。
標高1900mの登山道入口の鳥居をくぐって入山。ここでさらにGPSスイッチを押し、現在地点の標高を表示します。ガーミン・インスティンクトシリーズの信頼性を認識させるのが、この「校正」モードです。校正モードを使って現在地の標高を修正します。