秋に一番凶暴化するスズメバチに注意
虫刺されのリスクは夏だけじゃありません。今年の夏に関しては酷暑と言われるほど、連日35℃以上の最高気温となったことで、蚊の活動はあまり活発ではありませんでした。また、蚊以上に注意が必要なのが蜂です。蜂のなかでもスズメバチには要注意で、活動時期は5月~11月と言われており、8月の終わりから秋にかけてはもっとも凶暴化する時期と言われています。
スズメバチに刺されないようにする対策としては、まず長袖・長ズボンで肌を露出しないことに加え、黒色に反応する習性があるので、なるべく黒系の服装を避けたり、スズメバチの天敵であるオニヤンマのブローチを洋服や帽子に付けておくことで、対策することができます。
災害時の大丈夫だろう……が最悪な事態を招く
台風は夏のイメージがありますが、じつは発生回数は秋が一番多いのです。2022年は9〜11月で13回、2021年は9回と、決して少なくはありません。ちなみに今秋は9月5日に発生した台風13号のみで(2023年9月15日時点)、今後、さらに台風の発生が予想されます。
前述した通り、秋のキャンプはベストシーズンであり、9月と10月に3連休がそれぞれ1回ずつあるなど、キャンプやレジャーの計画を立てている人は多いでしょう。そこで注意したいのが、台風や線状降水帯による風雨被害です。
天候によって一度立てた予定を変更するには、なかなか難しい判断が求められますが、過去には熱帯低気圧による大雨で痛ましい水難事故もありました。「大丈夫だろう……」という判断が生死の境になることもあるので、やはり勇気ある撤退を視野に入れた判断が求められます。
外遊びのキャンプは天候や気象に影響されやすいレジャーです。とくに秋から冬にかけてはしっかりとした防寒対策はもちろん、虫よけ対策や万が一の災害に備えたリスク回避が必須です。しっかり対策を行いながら安心・安全のキャンプを楽しみましょう!