古くから味噌文化が根付いている愛知で、食卓に欠かせない存在となっている「つけてみそかけてみそ」。名古屋のご当地メニューのみならず、どんな料理にも合わせやすいから、かの地では定番の調味料として当たり前に使われているといいます。そこで今回は、醤油や焼肉のタレの代わりに「つけてみそかけてみそ」を使ったメインディッシュに挑戦していきます。
濃厚な味噌の風味がマグロの味を格上げ 【マグロの漬け】
調味料に漬けておくだけなのに、何倍にも旨味が増すのが魅力の「漬け」。煮きったみりんと醤油に漬け込むレシピが一般的ですが、「つけてみそかけてみそ」を使えば、これ1本で味付けが完了します。用意した魚は定番のマグロの刺身。
漬けて早めに食べたいなら、刺身を少し薄めに切るのがいいでしょう。「つけてみそかけてみそ」で和えたらしばらく冷蔵庫へ。30分から1時間ほどで味が馴染みます。
鮮やかな赤がまぶしいマグロの漬けを頬張ると、口いっぱいにふくよかな味が広がります。これは日本酒とペアリングしたくなりますね。ご飯に乗せて漬け丼にしてもよさそうです。
少し刺激が欲しいときには、わさびよりもコチュジャンをちょい足しするのがおすすめです。
焼肉のタレ代わりに使えば料理の幅が広がる 【鶏肉と野菜炒め】
「つけてみそかけてみそ」を焼肉のタレとして使うこともできます。甘口なので、子どもでも食べやすい味に仕上がりますよ。
どんな肉にも合わせやすいですが、今回は鶏肉をチョイス。先に鶏肉の両面に焼き目をつけるまで炒めてから、野菜を投入します。
野菜から水分が出るので、「つけてみそかけてみそ」を少し多いかな、と思うぐらいに入れるのがミソ。
これは間違いのない味! ご飯が進む系のおかずです。とくに美味なのが炒めたキャベツ。鶏肉から出た脂と「つけてみそかけてみそ」の味をしっかり吸収しているから、これだけ食べても満足できます。