高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)と同じように、一般道の利用者を対象にした休憩施設が「道の駅」です。1993年に全国に103の道の駅が登録されて以来、施設の数は増え続けており、現在ではその10倍以上の約1209駅(2023年8月4日現在)を数えるまでになっています。地元・農林水産物の直売所のほか、飲食店や温泉、娯楽施設などを併設した個性的な道の駅も多く、もはやレジャースポットのひとつになっています。
車中泊ブームのなか利用マナーの低下が問題に
24時間無料で利用できる駐車場やトイレ、公衆電話を設けていることが「道の駅」の特徴です。利用者にとっては時間を気にせずに、気兼ねなく利用できるありがたい存在です。とはいえ、不特定多数の人たちが利用する施設の常として、一部の道の駅では利用マナーの低下が問題視されています。たとえば、ゴミの放置や盗電、あるいは駐車場でのキャンプ行為など、挙げればキリはないのですが、とくに問題となっているのが駐車場での長時間滞在です。