キャンプ&アウトドア用語は、知っていないとその姿形を想像することも侭ならない難しさがあります。例えばカトラリー? と言われても、キャンプ初心者にとっては「何のこと?」となるワケです。もちろん、キャンプブームのなかウェブメディアを中心にこれらの専門用語が登場するようになり、少しずつではありますが身近な存在になりつつあります。とは言え、それでも難しいキャンプ&アウトドア用語。その意味を解説したいと思います。
キャンプシーンに限らず食器を意味する「カトラリー」
思わず言い間違えをしてしまいそうなキャンプ用語が「カトラリー」です。しかし「カラトリー」という語呂のほうがしっくりくるため「カトラリー」を「カラトリー」と誤用してしまうことも……。
使い慣れてくるとその心配はないのでしょうが、キャンプ初心者にとっては少しトリッキーな用語でもあります。もちろん、カトラリー=食器なのでわざわざ英語で言う必要はありませんが、キャンプブームのなかある程度認知度が高い用語になってきたこともあるので、カトラリーを使うことでキャンパー感が高まることは間違いなさそうです。
ドイツ語ではコッヘルと呼ばれる調理器具の「クッカー」
一度は耳にしたことがある「クッカー」=アウトドアシーンで使われる小型の調理器具のことですが、ドイツ語では「コッヘル」と呼ばれ、これが少しややこしくしています。クッカーにしてもコッヘルにしても、アウトドアでの使用を目的にしているためコンパクト設計が特徴です。
キャンプや山登りなど、携行しやすいようにスタッキング(積み重ねて収納)できるアイテムを活用すると、どうしても道具が増えがちなキャンプやアウトドアでは重宝します。
電気ケトルの存在で「やかん」から「ケトル」が一般的に!
自宅のキッチンでもなくてはならない存在が時短でお湯を沸かせる「電気ケトル」です。「ケトル」は英語で「やかん」を意味しており、アウトドア用のコンパクトなやかんを愛用している人も多いことでしょう。キャンプシーンでは決して必須のアイテムではなく、クッカー(持ち手付きの小型の鍋)でも代用することができます。
ただ、ファミリーキャンプなど複数人で使用する場合、コンパクトなクッカーよりも1.0〜1.5リットルの容量をあるケトルを用意しておくと良いでしょう。ちなみにケトルは素材によって沸騰するまでの時間が異なり、熱伝導率は鉄よりアルミニウム、さらに銅がより優れるので、素材選びも重要になります。