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夜だからこそ会える貴重な姿!「はじめよう!! 高尾山でムササビ観察」開催【2023年9月10日・16日・17日】

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  • ムササビを観察の様子
  • 真っ暗な中赤いライトでムササビを探す様子
  • ムササビの食痕
  • ムササビ食痕
  • ムササビ食痕
  • みんなでムササビの巣を探す様子
  • 巣穴から顔をだすムササビ

日本の固有種であり大人にも子供にも人気のムササビを高尾山に探しに行く観察ツアー「はじめよう!! 高尾山でムササビ観察」が9月に開催されます。開催日は9月10日(日)、16日(土)、17日(日)となっています。

PHOTO:宮田 浩

ガイドである宮田浩さんは、御岳ビジターセンター、高尾ビジターセンター、さいたま緑の森博物館、駒場野公園自然観察舎などで観察員を務めたことがあり、現在は川と森の案内人として今回のような観察ツアーや、高尾山のスミレ観察ツアーなどを主催する自然観察のプロなので、さまざまな視点の話が聞けます。

ムササビを自ら探す技術を身に付けられる

ムササビはリスの仲間ですが、冬眠をしないため通年で観察が可能。樹洞やムササビのために設置した巣箱などに住み、例外を除いては樹下に降りることはなく、夜になると餌を求めて前足と後ろ足の間についた飛膜で、木から木へ飛び移って移動します。

宮田さんの高尾山ムササビ観察ツアーの目的は「ムササビを観ること」ではなく、「ムササビを自ら探す技術を身に付けること」を目的としています。そのためツアー前半は、ムササビを自分で探せるようになるために、生態や、見つけ出すために重要な食痕(動物が餌を食べた痕跡)について写真や動画を見ながら学びます。

PHOTO:宮田 浩

とくに食痕はムササビ探しに重要なアイテムで、ムササビがかじった痕を探します。これからの時期はミズナラの葉や、カヤの実などが食痕として見られるそうで、それらの木の付近を探します。

PHOTO:宮田 浩

また、真冬に葉や実などがなくなった時には、ヤブツバキの蕾も食べられてしまうそうです。

PHOTO:宮田 浩

夜行性動物の観察は慎重に、場合によっては天敵に襲われることも。レクチャーでは観察を行ううえで大切なことや、近年問題となっているマナーの話についても説明も受けます。とくに夜行性の動物を観察する際の注意点としては、白い光をそのまま当ててはいけないという点です。

直接白い光を当てると目が眩んでしまい、その間天敵が近づいてきても気づかない。という危険にさらされるため、影響が少ない赤い光で照らして観察します。

PHOTO:宮田 浩
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