岐阜県中津川市の中津川公園内特設ステージで、毎年恒例となっている音楽フェス「中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2023」が、今年も9月23日(土)・24日(日)に開催されます。このフェスは音楽を楽しむだけでなく、環境問題などにも取り組む、まさにこれからの時代にぴったりなイベントです。
電力は再生可能エネルギーのみという画期的ロックフェスティバル
「中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2023」は、ロックバンドのシアターブルックの佐藤タイジがオーガナイズする音楽フェスです。2012年に東京の日本武道館から始まり、翌年からは中津川市に会場を移して今年で12回目となります。
ライブでは、音響や照明など膨大な電力が消費されます。このフェスはタイトルにもある通り、使用される電力はソーラーパワーによるものです。当日の運営に関わる電力が、事前に太陽光発電で蓄電された電気と、会場に設置された太陽光パネルによる発電で賄われます。
バックアップ電源などはバイオディーゼル発電で補い、100%再生可能エネルギーで運営するロックフェスティバルなのです。
ステージは「Revolution」「RESPECT」「REALIZE」の3つがあり、2日間で50組近くが熱いステージを繰り広げてくれます。セッションもあったりと見どころがたくさんです。
23日(土)の夜には、キャンプサイトを利用する人のために、DJやライブ、ダンスショーなどが繰り広げられる「Village Of illusion」も行われます。
このフェスでは、太陽光発電を利用しているだけでなく、今までにさまざまな環境問題に着目したプロジェクトを行ってきました。
2023年は新たに「繊維のサーキュラーエコノミープロジェクト」を実施。来場者に古着を持ってきてもらい、それを会場で回収。回収後の古着はリサイクル処理が行われ、リサイクル糸・繊維リサイクルボード・繊維粉砕配合紙などの製品へと再生されます。5枚以上持ち込めばノベルティももらえます。