残暑はまだまだ厳しいものの、少しずつ秋の気配も感じられるようになってきました。涼しい秋は登山には最適なシーズンです。
今回はそんな秋登山にもおすすめ、日本百名山にも名を連ね、南アルプスを眺望できる山頂の標高約2000mの大菩薩嶺に登ってきました!
秩父甲斐国立公園の一部でもある大菩薩嶺は、初心者向けの日帰りハイク、またはガッツリ登りたい方向けの縦走コースなどがあり、ルートによってさまざまな登山を楽しめます。
今回は登山ビギナーの著者が、初心者向けのコースでチャレンジです。
2000m級だけど登山口の標高が高く登りやすい!
大菩薩嶺は標高2000m級の山ですが、標高約1600mにある登山口の駐車場「上日川峠第1駐車場」まで、クルマでアクセスできます。
この最も標高の高い登山口を選んだ場合、頂上までの標高差もあまりなく、天候などには影響されるものの、初心者でも比較的登りやすいと言えるでしょう。
ちなみに、駐車場までは自家用車だけでなく、バスでもアクセスできます。JR中央本線「甲斐大和駅」から栄和交通バス「大菩薩上日川峠線」にて、「上日川峠」で下車。その間の所要時間は約40分です。
こうした首都圏からのアクセスの良さも大菩薩嶺の魅力と言えるでしょう。
この日は週末ということもあって、登山口の駐車場は朝から多くの登山客で大賑わいでした。
初心者にオススメの大菩薩嶺登山ルートを大公開
登山において、登山計画書の準備は基本中の基本。どんなルートを登って、どんなルートで下山するか、時間配分も含めてあらかじめ計画します。
といってもそんなに難しいことではなく、検索すればテンプレートがあるので調べて作ってみましょう!……なんて言っておきながら、筆者は今回、登山慣れした友人に作成してもらいました。
こちらが初心者の著者でも苦ではなかった、日帰り登山ルートです。
8:00 上日川峠(30分歩き)
8:30 福ちゃん荘(休憩+1時間歩き)
9:35 大菩薩嶺(休憩+30分歩き)
10:35 賽の河原(10分歩き)
10:45 大菩薩峠(40分歩き)
11:25 富士見山荘跡(休憩+5分歩き)
11:40 福ちゃん荘(20分歩き)
12:00 上川日峠着
この日は午後から少し天候が崩れる予報になっていたので、午前中に下山まで終わるルートを組んでもらいました。帰りに温泉や観光地にも寄ることも考えていたので、サクっと登れる、初心者にも良いプランでした。