キャンプや野山におでかけすると気になるのが、そこで出会う昆虫たち(会いたくない系もいますが……)。そんな昆虫たちについて、楽しく学べるのが昆虫館。そこで今回は、近畿エリアの昆虫館を3つご紹介します。
巨大ジオラマの中に身を投じて昆虫になりきる!
【施設名】伊丹市昆虫館(兵庫県)
野鳥のオアシスとしても知られる昆陽池公園。その中にあるのが、伊丹市昆虫館。高さ14m、広さ600㎡の、関西最大級の巨大ドーム型チョウ温室も併設しています。
小さな昆虫の世界を体験できる巨大ジオラマをはじめ、昆虫について知るための面白い工夫が目白押しです。
約30種類の昆虫を生体展示しているほか、羽化寸前のチョウのさなぎを間近で観察できるコーナーもあります。
タイミングがよければ、羽化したチョウを温室に放つ「放チョウ」体験ができるかも。
「むしさんこんにちは」「多彩な昆虫のくらし」などの映像作品で昆虫の生態を学んだり、自由に閲覧できる図書コーナーがあったり、学びをサポートするコンテンツも充実。
いろいろな質問に答えてくれる交流員も常駐しているので、子どもの夏休みの自由研究にも、もってこいです。
【データ】
施設名:伊丹市昆虫館
住所:兵庫県伊丹市昆陽池3-1
まるで常夏の楽園! 色とりどりの花々とチョウの乱舞
【施設名】橿原市昆虫館(奈良県)
沖縄地方を中心とした熱帯や亜熱帯地方の植物とチョウを観察できる放蝶温室があり、大きなトックリヤシや色鮮やかなハイビスカス、ブーゲンビレアが咲き乱れています。
奇妙で巨大な花を咲かせる熱帯植物も多く、植物園としても楽しめるだけでなく、いろんな種類のチョウが優雅に舞うさまは、虫愛(め)ずる姫君でなくてもうっとりです。
館内には、さまざまな昆虫を集めた標本展示室、生きた昆虫に会える生体展示室、いろいろな情報を教えてもらえる情報コーナーなど、知識欲を満たしてくれる展示や企画が盛りだくさん。
特別展も随時開催されており、2023年10月9日までは、「やばすぎる! セミ展」を開催中。身近な昆虫であるセミについて、「へぇ!」と驚くことがたくさん詰め込まれた、とても面白い企画展です。
昆虫のみならず、地球上で生きてきたあらゆる生物の進化の歴史や、昆虫と人とのかかわりなど、幅広いコンテンツに、時間を忘れて見入ってしまうことでしょう。
【データ】
施設名:橿原市昆虫館
住所:奈良県橿原市南山町624
URL:https://www.city.kashihara.nara.jp/kanko_bunka_sports/konchukan/index.html