「SEA TO SUMMIT」は、海(湖・川)でのカヤック、里でのサイクリング、山でのハイキングという3つのアクティビティを通じて、自然の循環を体感することがコンセプトの「環境スポーツイベント」です。
2023年は全国11カ所で開催。いずれも2日間に渡る内容となっており、初日に「人と自然との共生」をテーマにシンポジウム、その翌日には各アクティビティが行われます。
参加スタイルは、シングルの部、チームの部、パラチャレンジの部の3種。パラチャレンジは希望するアクティビティのみの参加も可能です。各大会によって難易度が異なるので、自分のレベルに合わせて選ぶことができます。
今回は、2023年10月14日(土)・15日(日)に長野県の中野市、飯山市、木島平村エリアで開催される「SEA TO SUMMIT」をご紹介します。
日本最長の信濃川を上り修験の山を目指す
今回の「千曲川・高社山大会」は、総距離39km、標高差は約1048m。日本最長の川として知られる信濃川(長野県では千曲川と呼ばれる)を漕いでいくので、カヤックコースの距離も12kmと、今年の「SEA TO SUMMIT」全11大会の中でもっとも長くなっています。
スタート地点は、長野県の北部に位置する飯山市の飯山カヌーポート。川の両岸に広がるのどかな田園風景に癒やされながら、雄大な流れをカヤックで下ります。
その後のサイクリングでは、カヤックで漕いできた方向に折り返します。童謡「おぼろ月夜」でも唱われた、趣のある日本の原風景を眺めながら漕ぐ自転車はとても気持ちよさそうですね。