レモンのさわやかな酸味と香りがたまらない、広島県のご当地調味料「レモスコ」。唐揚げや餃子といったガッツリ系メニューに合うのは周知の通りですが、スイーツに使用してもイケるとの噂をキャッチ! 甘いものとのマリアージュは吉と出るか凶と出るか!? 3種のスイーツで試してみました。
ピリッと刺激的な個性派チョコレートになるのか!? 【トリュフチョコレート】
レモンを隠し味に使ったチョコレートケーキや、レモンソースが中に入った一口ショコラなどのスイーツが販売されているし、唐辛子入りのチョコレートもたびたび見かけます。ならば、「レモスコ」をつけてもイケるに違いない!
用意したのは市販のトリュフチョコレート。表面にしっかり「レモスコ」をからめていただきます。
レモンをきかせた後味が刺激的でおいしくなるのでは……と期待しましたが、チョコレートの甘さと「レモスコ」の酸味、辛味がそれぞれ主張し合って、足並みが揃わず。別々で食べたほうがおいしいということがわかりました。
レモンとチーズだから合うはずと思ったら 【チーズデザート】
チーズケーキのレシピを見ていると、ほぼ必ず材料の欄に「レモン汁」と書いてありますよね。これはレモンとクリームチーズが好相性という理由のほかにも、レモンの酸がタンパク質の凝固を助けてくれるという大切な役割があるからだとか。
チーズケーキにはレモンフレーバーが合う、と舌の記憶に刻まれているからこそ、「レモスコ」とのマリアージュがどんな結果になるのか、期待が膨らみます。
今回はアウトドアでも食べやすいように、市販のチーズデザートで試してみます。
レモンとチーズがいい感じだというのはわかるものの、バニラの甘い香りが二人の仲に割り込むかのような印象を覚えます。そして、戸惑いを覚えている間に訪れる唐辛子の辛さが、スイーツらしさを打ち消してしまいました。
「レモスコ」のお供には甘くないクリームチーズを。それであれば、きっとステキなハーモニーを奏でてくれたことでしょう。