広島が誇る特産品のレモンをたっぷり使った調味料「レモスコ」は、さっぱりとした風味と辛さで料理が華やぐスグレモノ。これはもしかして、味の決め手になる「醤(ジャン)」の代わりとしてもいいのでは……!? そこで、おなじみの中華料理、韓国料理に使用する「○○醤」を「レモスコ」に置き換えたらどうなるのか、試してみました。
あとから辛さをプラスするときに重宝!【麻婆豆腐】
辛さを調節すれば、大人も子どももおいしく食べられる麻婆豆腐。ご飯にかけて丼にしたり、炒めた麺に載せてあんかけ焼きそば風にしたりと、アレンジが効くのもうれしい料理です。
本場らしい味を追求するなら、豆板醤は必須。なかには豆豉醤や甜麺醤を加えるという方もいるでしょう。そんな味の決め手となる豆板醤を、「レモスコ」に変えてみると……!?
材料も工程もできるだけシンプルに、ということで、今回は市販の麻婆豆腐の素(甘口)を使って調理しました。完成してから一口食べてみたところ、麻婆豆腐らしい仕上がりではありますが、辛さはゼロです。
それでは、一さじすくって「レモスコ」を1~2滴垂らしていただきます。さっぱりしたピリッと感で、麻婆豆腐の味を邪魔せずに辛味を足すことに成功!
もしかしたら、レモンの酸味と麻婆豆腐の甘じょっぱい味がバッティングするのでは、との思いは杞憂に終わりました。
一度かけると「レモスコ」なしでは物足りなく感じる 【チャーハン】
ソロキャンプでもグループキャンプでも人気のメニューといえばチャーハン。前夜の余った食材を活用できるのもポイントが高いですね。
多種多様なレシピがあるチャーハンですが、小麦粉にこうじを加えて発酵させた甘みその甜麺醤や、干し貝柱や干しえび、金華ハムといった高級食材をふんだんに使った香港生まれのXO醤を使うと、ワンランク上の味に仕上がります。
今回はそれらの醤の代替として「レモスコ」を加えます。チャーハンの具材は長ネギと卵、味付けは中華だしオンリーです。
レモン特有のさわやかさが加わったのはもちろんのこと、味に厚みをもたせるのにも一役買っていて、旨味が底上げされた印象です。片手にスプーン、もう片方の手には「レモスコ」を持って完食したい。それぐらい好相性でした。