たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回はUPI 表参道の店長、溜池剛太郎さんに「知る人ぞ知る! いま注目したいブランド」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。
コロナワクチンの輸送にも使われる真空断熱技術を採用
アウトドアグッズには、実にいろいろなブランドがあります。定評のあるブランド、友人からすすめられたブランド、使って気に入ったブランドなど、人それぞれにひいきのブランドがあることでしょう。でも、未知のブランドの中にも、優れたアイテムが隠れていたりします。
そこで、知る人ぞ知る注目ブランドとして、溜池さんに挙げていただいたのが、「QOOL(クール)」です。「QOOL」を製造しているのは、ドイツのバキュテック社で、真空断熱技術のパイオニア企業。温度管理も徹底されていて、コロナウイルスのワクチンを輸送する際に使われるなど、医療、その他のさまざまな分野で活用されている技術なのだそうです。
その製品が、「QOOL BOX(クール ボックス)」で、Mサイズ(27L。5万7750円/5万9950円※税込)とLサイズ(43L。税込6万9300円/7万1500円)がラインアップされています。「ぱっと見は発泡スチロールの箱ですが、真空断熱によりとても優れた保冷力を備えています」(溜池さん)
炎天下でもアイスが4日間持つほどの保冷力
本体の6面すべてに真空断熱パネルが入っているのが一番のポイントで、一般的な発泡ウレタンを使ったクーラーボックスの10倍以上もの断熱効果があるそうです。「たいていのクーラーボックスでは、一晩で氷が溶けてしまいますが、この製品の場合、実験的に保冷剤とチューペットアイスを入れて炎天下に置いてみたところ、4日間、アイスのままでした」(溜池さん)
専用の保冷剤、「QOOLエレメント」(Mサイズ:1万1000円/Lサイズ:1万9800円※税込)が用意されていて、目的に合わせた温度管理にも対応できるのが強みです。「フローズン」(-20℃~-10℃)、「クール」(-2℃~+2℃)、「フレッシュ」(+2℃~+8℃)という超冷凍から冷蔵帯までの3種類の温度帯を使い分けることができます。