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山頂には神が宿る「巨石ジェンガ」! そんな「日本百名山」に日帰り&最短アタック

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover


奥秩父連山の盟主にして日本百名山の一座・金峰山に日帰りで行ってきました。山頂に巨大なブロック積み木のようにそびえる五丈岩(五丈石ともいう)で知られる金峰山は、長野県側からも山梨県側からも複数の登山道が伸びていますが、今回は最短で山頂を望める山梨側は大弛峠からの登頂です。神が宿る岩と壮大な百名山の景観に魅了されます。

人気の百名山の登山口駐車場は狭小

標高2599mの金峰山がそびえる奥秩父山塊には東側から甲武信岳、北奥仙丈岳、そして金峰山、西側に奇岩奇峰の瑞牆山が隣接し、その先には八ヶ岳連嶺。そして南には乾徳山と西沢渓谷が縦に並ぶハイカーに人気の登山エリアです。

登山口の大弛峠へは公共交通機関としてはJR塩山駅よりバスが出ていますが、運行期間は限定され、本数も少なく予約が必要となっているので情報収集に注意してください。そのほかにはJR韮崎駅発みずがき山荘行きバスで瑞牆山登山口より富士見平小屋周りでの登頂が代表的アプローチになります。

【登山バス情報】
●大弛峠ツアー(栄和交通)
●2023年は6月3日~10月29日の土・日・祝日運行
●要予約制 問い合わせ0553-26-4546
●料金等詳細については要確認

まずは朝日岳へとアプローチ

駐車場は大弛峠駐車場で約30台のスペース。無料です。ソトラバスタッフが登頂した夏休みの平日はだいぶ混んでいたようで帰路、かなりの路側帯駐車台数を見かけました。駐車場はトイレ完備。

金峰山までの登山道にはトイレがないので、ここのトイレは大変助かります。あとは山頂直下の金峰山小屋まで足を伸ばす必要があります。ちなみに大弛峠~金峰山の平均的コースタイムは2時間半です。

大弛峠駐車場からの登山道入り口

標高2365m地点にある大弛峠駐車場西面脇の登山道に足を踏み入れます。歩き出ししばらくは快適なシラビソの樹林帯です。真夏日が続く今夏ですが、標高2000m超えると20度を切ります。歩き出しは避暑の気分を味わえますが、登山道はじわじわと高度を上げていきます。高く積み上げられたケルンが見えたら朝日峠です。

登山道に積み上げられたケルン

木漏れ日が心地よいので前半の休憩ポイントにするハイカーも多いようです。晴れ渡った青空を歩きます。そして登山道左手の南側にはうっすらとですが富士山が勇姿を見せてくれました。

金峰山の登山道から見える富士山

朝日峠から登り返した先で樹林帯を超え、岩尾根に到着です。岩尾根を少し下って再び樹林帯を経て標高2579mの朝日岳に到着です。南アルプス方面の山並みを視界に捉えることができます。

そして目的のピーク、金峰山も。山頂に鎮座する五丈岩が遠目からもハッキリと姿に捉えることができました。この距離からでも、その威容に息を飲みます。山頂まで、あとひと息です。

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