快適すぎる魔のグランピング施設
街歩きと買い物を楽しんで、今夜の宿「グランドーム瀬戸内しまなみ」に到着。
広場の真ん中で焚き火が燃えてて、キャンプ感はありますが、このグランピング施設の快適さが凄まじい!
ドーム状の宿泊施設には普通にドアがついていて、テントというより、可愛いゲルといった感じです。
ドームは半分が透明な分厚いビニール製になっているので、目の前の海が堪能できます。
しかもベッドと暖房がある……。暖かい……。
なんか全身鏡とかもあるし、もう家じゃん……。とりあえず大久野島同様、ハンモックに寝転がります。
楽しげな雰囲気の施設だけど、どんな風に楽しもうかと悩んでいたら、ウェルカム焼きマシュマロをもらったので、焚き火で焼きました。ウェルカム焼きマシュマロって人生で初めてです。一気に楽しい気分になります。
こんな便利なドームに宿泊しながら、こんなに手軽にキャンプ感も楽しめてしまうとは……。グランピング施設恐るべし。
夜は地元食材とお酒で晩酌!
広場にある水道で生牡蠣を洗って、瀬戸田産のレモンを切ります。
ドームの中に持ち込んで、ゆっくりクッションに腰掛けて、日本酒を飲み始めたら、あら、いい気持ち。また日本酒と牡蠣が合うんです。
周囲のドームに泊まっている人たちの楽しそうな声も小さく聞こえてきて、ますます気分が上がります。
あっという間に日本酒が空になって、気づけばレモンのリキュールも、スパークリングの日本酒も飲んでしまっていました。
まあでもMちゃんと半分だしな……と思いましたが、どう考えてもMちゃんはグラス一杯くらいしか飲んでいません。
ちょっと飲みすぎた……。広島の牡蠣恐るべし。
瀬戸田産のレモンもおいしくて、牡蠣の塩気と相まって、どんどんお酒を進めさせてくれます。
翌朝、起き上がったらベッドから海が見えて、昨日のおいしい牡蠣はあそこからやって来たんだなあと思うと嬉しくなりました。
しかし、日当たりがめちゃくちゃいいなあ。テントで眠ったのと同じように、太陽の光を浴びて起床できます。
もう、ベッドやら暖房やら電源やら快適すぎて、お外で生きていく気力が削がれて……これはいかん……グランピング施設の魅力に負けてしまいそうな私でした……。
とはいえ、お日さまの光で目覚められるのはやっぱりいいですよね。またテント泊にも挑戦するぞ~。
◼取材協力:グランドーム瀬戸内しまなみ
【プロフィール】
姫乃たま
1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、現在は文筆業を中心にラジオ出演や音楽活動をしている。
2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)『永遠なるものたち』(晶文社)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。