イカの肝を使ったフレーバーソルト「漁師のゴロ塩(以下 ゴロ塩)」は、青森発のキャンプギアブランド、フェニックスライズから2023年に発売されたばかりのニューフェイス調味料。
そのまま舐めると、口の中に芳醇な磯の香りがふわ~っと広がります。これは、塩を肴に飲むと最高に美味なのでは……!? ということで、今回は3種類のお酒とのマリアージュを楽しみます。
おいしいだけではなく体が求めていた! ~ビール~
まずは「ゴロ塩」のフタを開けて匂いをチェック。あまり香りはしません。強いていえばハーブのような印象、でしょうか(ただし本品にハーブは入っていません)。魚介特有の香りがするのかと思いましたが、そういう生臭さとは無縁です。
さて、居酒屋であろうとキャンプであろうと、1杯目は喉の渇きを癒やしてくれるビールで! ということで、さっそくビールをぐびっといったあとに「ゴロ塩」をひと舐めしてみます。
これはおつまみとしてイケる! 塩の粒子が粗いのが、またいい!! 舌と上顎でジャリジャリとした感触を楽しんでから、ビールで流し込みます。「ゴロ塩」単体で舐めたときよりも旨味が増した気がして、ビールが進みます。
どうやらビールと「ゴロ塩」の相性の良さは、気のせいではなく、体が欲していることとも関係があるかもしれません。カリウムを多く含むビールをたくさん飲むと、血液中のナトリウム濃度が低下します。ナトリウム、つまり塩分を求めるサインが体から発せられるというわけです。
最近人気の甘くない炭酸系アルコールとの相性は? ~ハイボール~
糖類やプリン体ゼロということで、ビールからハイボールに切り替えたという話をちらほら聞くようになりました。缶タイプの種類も豊富になり、以前より気軽に飲める機会が増えたハイボール。さて、「ゴロ塩」といっしょに味わったらどうなるのでしょうか。
これまた相性よし。「ゴロ塩」の独特の香りを堪能したあとに、ハイボールがさーっと爽快に洗い流す感じがクセになりそうです。
あえて気になる点を挙げるとすれば、舐めたら溶けて終わり、というのに少々の物足りなさを感じることでしょうか。たとえばウイスキーのお供の定番、ナッツにふりかけてみるなど、何かのおつまみにプラスすると、さらに絶妙なコンビネーションになるかもしれません。
機会があれば、潮の香りを感じるアイラウイスキーと「ゴロ塩」のペアリングを試してみたいものです。