梅雨も明け、ついに夏本番!
日中の暑さはつらいものがありますが、夕方から夜になると気温が下がって風が心地よく感じることも。標高の高いところであれば、なおさら爽快なのはいうまでもありません。
ということで、山での爽快感を求めて、今回は飛騨山脈(北アルプス)にある、新日本百名山にも選定された「北アルプスの女王」こと、標高2763mの燕岳を1泊で登ってきました!
ちなみに著者は、これが登山3回目というビギナー。登山慣れした友人からの「中学校の授業の一環としてもよく使われる山だから大丈夫」なんて言葉を鵜呑みにして行ってみたら、なかなか大変な山行となりました。
初回は、入山前に安曇野で立ち寄った観光スポットと、持参した行動食をご紹介します。ぜひ燕岳ツアーの参考にしてください。
広大なわさび田は必見! 安曇野随一の観光名所「大王わさび農場」
安曇野といえば雄大な山々を背に、豊富な水を蓄えた水田が広がる風景を思い浮かべる人も多いでしょう。そんな名水どころの絶景を堪能できる場所が「大王わさび農場」です。
国内で栽培される9割が安曇野産と言われる、わさび。生産量日本一を誇るこの地域においても、群を抜く広さのわさび田を有するのが、こちらのわさび園です。
それもそのはず。敷地面積は日本一! さらに、全国のわさび生産量の約1割を担っているというから驚きです。そんな「大王わさび農場」は一般公開されています。入場料はなんと無料。
外国人観光客向けガイドブックの「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星を獲得するほど有名な観光スポットで、名水と自然の美しい景色に心癒されます。
お土産屋さんやフードコートもありますので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。
「わさびソフトクリーム」や「わさびビール」など、ほかでは味わえないグルメもありますよ!
名水の水風呂に入ってととのえるエモい温浴施設「ビレッジ安曇野」
「大王わさび農場」を楽しんだあとは、クルマで5分の温浴施設「ビレッジ安曇野」へ。登山前に大浴場で身を清めます。
こちらは日帰り入浴に加えて、宿泊も可能な施設。建物の中に入ると、不思議な懐かしさを感じ、なんだか心が落ち着くような気がします。
その理由は、ここが主に都市の学童の団体利用を想定して旧豊科町が建設した、「公営」の施設だからなのかもしれません。実際、合宿での利用がメインのようです。
訪れてみれば、その「エモさ」を感じてもらえると思います。
浴場内はシンプルなつくりで、約42℃の適度な熱さのお風呂に約94℃のサウナ、安曇野の湧き水を使った15℃ほどの水風呂などが揃っています。
お湯は肌ざわりも柔らかく、風呂上がりもさっぱり!外気浴も出来るなど、コンパクトながら充分なスペックを備えていました。
登山前の体のコンディションを整えたところで、登山口の無料駐車場へ向かうとしましょう。