快適な登山をするためには、それに適した服を着ることが大切です。
登山では歩いているうちに体温が上がったり、天候が変わってきたりするため、温度調節ができる「レイヤリング」という考え方のもと、重ね着をするのが一般的です。
基本的には乾きやすく、動きやすいものを選ぶ
肌に直接触れる一番下の「ベースレイヤー」、その上に体温を保持するための「ミッドレイヤー」、必要に応じて、ミッドレイヤーの上に雨や寒さから身を守る「アウターレイヤー」を装備するのが良いでしょう。
アウターレイヤーのなかには、さらに専門的なアイテムとして防水に秀でた「レインウェア」、保温に優れた「インサレーションウェア」、防風に強い「ウィンドシェル」などがあります。
今回は、ドイツ生まれのアウトドアブランド「ジャック・ウルフスキン」の宮城義真さんに、実際の商品を交えながら、レイヤリングを指南してもらいました。
アウターレイヤーには「ハードシェル」を選ぼう
まずは、一番上に着るアウターレイヤーから。
「ELSBERG 2.5L JKT」は、20000mm/15000g以上の防水透湿性能を持つ、雨や風を防御してくれる優れモノ。
その防水性と透湿性のヒミツは、メインファブリックからメンブレンまで、PFCフリーでリサイクル素材を使用した〝テキサポール・エコスフィア・プロ〟を搭載している点にあります。
軽量で汎用性も高く、長い季節、愛用出来る1枚です。
「通気性を考慮し、脇下にはベンチレーションジップを配置していて、内袋がメッシュ素材なのもうれしいポイントではないでしょうか」(宮城さん)
【データ】
■ELSBERG 2.5L JKT M/W(ジャック・ウルフスキン)
価格:2万3100円(税込)
サイズ:M、L、XL、XXL(Men’s)/S、M、L、XL(Women’s)
素材:リサイクルポリエステル100%
平均重量:Men’s 280g(Size:M)/Women’s 250g(Size:S)
カラー:GREENWOOD、BLACK(Men’s)/GRAPHITE、PICNIC GREEN(Women’s)
ベースレイヤーとしてはもちろんアウターTシャツとしても使える
登山において、肌着選びは慎重にしたいところ。
「こちらの『SUNSHELTER MT BASE T』は、重ね着としてのベースレイヤー、気候が良ければアウターレイヤーとして1枚使いでも使える、ユーティリティプレイヤーです」(宮城さん)
吸汗速乾の基本的なスペックはもちろん、UPF40+のUVカット性能、洗濯のダメージにも強い形状安定性を持つなどタフな仕様でありながら、ストレッチ性も備えたシングルジャージTシャツ。
これなら幅広いシチュエーションで使えること間違いなしです!
Tシャツ1枚で活動するシーンでも安心できるものを選んで、山行に臨みたいですね。
【データ】
■JP SUNSHELTER MT BASE T(ジャック・ウルフスキン)
価格:7480円(税込)
サイズ:S、M、L、XL、XXL
素材:ポリエステル100%
平均重量:173g(Size:M)
カラー:KHAKI、OFF-WHITE、BLACK