130年の歴史を誇るナイフブランド「モーラナイフ」は、スウェーデンではシンボル的な存在です。クラッシックモーラナイフといえば、赤い白樺で作られたグリップが特徴的で、スウェーデンでは多くの人がナイフといえばこれを思い浮かべます。今回は、そんな王道ナイフのプレミアムラインをご紹介します。
長く愛し続けられる! 耐久性が高いプレミアムナイフ
アイディア次第で無限の使い方ができるモーラナイフは、ギア好きにはたまらないプロダクトです。また、そうでない方にとっても、手元に置いておくとアウトドアや日常でとても役立つ道具。モーラナイフというブランドの発展とともに、たくさんの商品が産み出されてきました。
今回紹介するのは、2023年4月に発売されたばかりの新シリーズ「アッシュウッドコレクション」の4本です。いままで無かったモーラナイフ初となるプレミアムラインで、高度な技術と品質、そしてサステナブルな要素がつまっています。
モーラナイフは、元々ナイフ作りの盛んなスウェーデン中部の「モーラ」という地域で誕生しました。もともと痩せた土地で農作物があまり取れなかったので、豊富にあった木材と鉄を利用したナイフ作りが発展した地域です。
このプレミアムライン4本のナイフには、モーラのナイフ作りの歴史に大きな影響を与えた4人の名前がつけられ、モーラナイフにとって特別な4人への敬意が現れています。
特徴は3つ。1つ目は、「フルタングモデル」と呼ばれる、ブレード鋼材がグリップの端まで達しているモデルで、耐久性が高いこと。
2つ目は、鋼材に高品質で環境に配慮されたスウェーデン製の「リサイクルステンレススチール」を使用していること。また、モーラナイフ独自の高い技術で加工することで、抜群の切れ味を発揮します。コーティングは、ブラックPC (Protective Coarting)で仕上げられています。
3つ目は、グリップにアッシュ材を使用していること。家具などにも使われる木材で、頑丈で変形が少ないのが特徴です。なにより木目が美しく、手元に置いておきたくなるデザイン。適切な管理がなされた森林から伐採した木材を使用しており、環境にも配慮されています。
お気に入りになるのはどれ? 個性豊かな4本のナイフ
では、4つのタイプをご紹介していきましょう。
「FINN BLACKBLADE(フィンブラックブレード)」は、アッシュウッドコレクションシリーズ最少のフルタングナイフ。携帯性に優れ、登山やキャンプ、ハイキングなどで、いつでも持ち歩けるタイプです。焚き火などの着火時に使うフェザースティックを作ったり、食材のカットだったりと様々なシーンで役立ちます。
「WIT BLACKBLADE(ウィット ブラックブレード)」は、マルチに役立つブッシュクラフトナイフ。グリップにフィンガーガードがなく、好みの持ち方で使いやすい仕様です。ブレードの背をファイヤースターターとして使えます。
「LOK BLACKBLADE(ルーク ブラックブレード)」は、シリーズ最大のブレードを持つウェルダネスナイフ。薪割りや、荒野で木々を削ってタープポールを作るなど、力が必要な仕事にも安定して使えるタフなモデルです。ファイヤースターターとしても使えます。
「ROMBO BLACKBLADE(ロンボ ブラックブレード)」は、調理用ナイフです。ユニークな形は、あらゆる調理時のアクションに安定して対応します。人間工学に基づいてデザインされたグリップは、多様な握り方ができ、疲れにくいのも特徴です。
特別なナイフを手に入れて、道具を使う楽しみをアウトドアライフに取り入れてみてはいかがでしょうか。