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アウトドアで使うアイテムなら必ずチェックしたい! 「IPX4」や「IP68」ってナニ?  防水&防塵の保護等級を覚えておこう

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防塵等級は「IP」+「数字」+「X」で表示

一方、粉塵に対する耐性を表すのが防塵等級です。こちらは、「IP」+「数字(等級)」+「X」で示され、「0~6」の7段階が設けられています。こちらも等級の数字が大きいほど、より高い防塵性能を有しています。防塵性能を備えない「IP0X」から、粉塵の侵入を完全に防げる「IP6X」といった具合です。

【防塵等級一覧】

IP0X/保護されていない。

IP1X/直径50mm以上の固形物が内部に侵入しない。

IP2X/直径12mm以上の固形物が内部に侵入しない。

IP3X/直径2.5mm以上の固形物が内部に侵入しない。

IP4X/直径1mm以上の固形物が内部に侵入しない。

IP5X/安全を損なうほどの粉塵が内部に侵入しない。

IP6X/粉塵が内部に侵入しない。

なお、「防水と防塵の両方を備えている場合は、両者の等級をまとめて表記することが可能です」(篠原さん)。例えば、防塵等級が「IP6X」、防水等級が「IPX8」の場合は「IP68」と表記されます。

                       

キャンプで使う道具類に必要な等級とは?

防水性能については、「雨程度なら『IPX4』クラスでも十分ですが、例えば、水中に潜るなどの用途では『IPX7』以上が必須」(篠原さん)です。一方、アウトドア活動では粉塵はつきものですから、「防塵等級については、『IP5X』以上は欲しいところです」と篠原さん。

例えば、人気の防水Bluetoothスピーカー、JBL Go 3 Ecoの場合、「IP67」というハイレベルな保護等級を備えています。

防水仕様でも使うときに注意すべきポイントがある

気をつけたいのは、カタログなどに「防水対応」と書かれていても、必ずしも水中で使えるわけではないという点です。先の一覧にもあるように、“防水”や“防滴”、“防沫”など、等級によって大きな違いがあります。スペック表などで必ず等級を確認して、『IPX6以下』の場合は水没させないように注意しましょう。

また、防水性能のテストは水道水で実施されているため、お風呂や温泉、海水などの利用は基本的に対象外です。

そのほかにも、製品によっては例外などが設けられている場合がありますので、使用前には説明書の注意書きをしっかり読んでおくようにしましょう。

【取材協力】

監修:篠原義夫

プロフィール:パソコン雑誌などの編集スタッフを経て、フリーライターとして独立。専門分野はパソコンやスマホ、タブレットなどのデジタル機器が中心だが、十数年来の趣味とするキャンプ関連の記事も嗜む。初心者にもわかりやすい記事を心がけて執筆活動を続けている。

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