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「しまなみ海道サイクリング」に行くなら必携の一冊! 地元のサイクリストたちが作り上げた最強のガイド本『しまなみ島走PLAN』

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

サイクリストの実際の経験に基づいたプラン

「しまなみ島走PLAN」の最大の魅力は、薄っぺらな表面上の知識ではなく、サイクリストが〝実際に行った経験から得た知識〟がつめこまれているところにあります。

例えばサイクリングのプランを立てるとき、つい距離にばかり目が行きがちですが、意外に重要なのが道の〝アップダウン〟。

行ける距離だと思って絶景スポットに立ち寄ろうとしたら、きつい急勾配が続いてもうへとへと……なんてことにならないよう、このプラン本では、ルートの高低差もしっかり図解されています。

本書はプラン数も豊富で、尾道、今治出発のそれぞれ16ルートを収録。

「1泊2日で海道を走り抜ける王道プラン」「一気に1日で完走するプラン」「3日かけてゆる~く楽しむプラン」などの、しっかり走りたい方におすすめのコースから、少しだけお試しで走ってみたい人に向け、「小学生からでも挑戦可能なハーフプラン」や「ちょこっとだけ体験する日帰りプラン」もあります。

各プランには、具体的なタイムスケジュールはもちろん、ゆっくり走りたい人、がんばってペースアップしたい人向けと、自転車を漕ぐペースも記載されているので、自分の体力に合ったものを選ぶことができますよ。

いずれも実際に行っているサイクリストの目線で、走行ルートのポイントを教えてくれるので、自分に最適な楽しみ方がきっと見つかります。

また、フェリーやバスの時刻表、レンタサイクルの料金やターミナルの場所、トラブル時の連絡先、サイクリングで行きづまった時の豆知識まで細かく載っているので、一冊持っていけば旅の随所でお役立ちです。

「たのしい寄り道スポット」を組み込んで自分好みにカスタマイズ

「しまなみ海道」のサイクリングルートには道路にブルーラインが引かれていて、このラインに従って走れば、道に迷う心配もなく目的地にたどり着くことができます。

たしかにそれが最短のルートではあるのですが、瀬戸内海周辺にはラインの通らない魅力的な場所もたくさん。ブルーラインからちょっと外れるだけで、素敵なスポットに出会えたりします。本書には、そんな見逃しがちな「寄り道スポット」も多数収録。

たとえば因島の東岸にある因島水軍スカイラインは、絶景が待ちうける冒険ルートです。美しい瀬戸内の海沿いはもちろん、木々が生い茂る山深い道なども通り、断崖絶壁といった圧巻の景色を楽しむことができます。

ちょっとした寄り道が気軽にできるのは、自転車旅の醍醐味。本書からたのしい寄り道ルートを拾って、自分の旅に組み込みましょう。

また、しまなみ海道だけでは物足りない! という人のために、瀬戸内周辺のとびしま海道やさざなみ海道のナビゲーションまでばっちり。瀬戸内海のサイクリングルートはとっても幅広いので、モデルコースに組み合わせて、自分好みにカスタマイズを楽しむこともできます。

自転車愛好家たちのこだわりが詳しすぎるほどにつまったプランガイド。

この一冊をリュックに入れておくだけで、まるでベテランガイドが伴走してくれているかのような最高の自転車旅になります。

今年の夏は『しまなみ島走PLAN』でばっちりとプランを組んで、絶景の瀬戸内海を走り抜けてみてはいかがでしょうか。

 

■しまなみ島走PLAN (2023年4月刊/シクロツーリズムしまなみ)

https://www.cyclo-shimanami.com/shimanami/toso-plan/

■シクロの家

愛媛県今治市北宝来町1丁目1-12

https://www.cyclonoie.com/

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