ソトラバ

まさに「動く大人の秘密基地」! 誰もが憧れる「D.I.Y仕立て」の「車中泊」な軽バン2台

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

スズキ・エブリイはさり気ない「ゆるさ」がポイント

D.I.Yで隙のない作り込みを見せる「ちぎすけ」さんのN-VANとは対照的に、いい意味で肩の力が抜けた仕上がりで魅せる「タム」さんのスズキ・エブリイ。カスタマイズのテーマが“ダサかっこいい、やんちゃなバンライフ”だそう。

キャビンに横たわるベッドもカジュアルで、じつはキャンプ用のコットにラグを被せているだけ。さらに右側の低床ベッド(というかフロア)は、なんと体操用マットがベース。見せ方やパーツのチョイスは確かにユルいが一家言あり(?)ということだろうか。

車中泊仕様のスズキ・エブリイの室内

天井はアシストグリップ用ビス穴を使ってアングルを固定、汎用のグリップ用バーを4本通し、そこへネットを張って収納スペース化。そこへミニランタンとツリーの飾りを奢ってオシャレかわいく演出。

車外でもエブリイにぶら下げて使える棚は、パラコードで棚板を吊るだけというシンプルかつナイスなアイデアアイテム。そのパラコードはラゲッジサイドパネルの下にも使われ、D.I.Yで切り出したしま板部分に荷物を固定できるようにしている。リヤクォーター窓の下に奢った左右収納パネルの上に板を渡してテーブル化しているが、そこには簡易的に使えるシンクを自作。

このクルマ全体に漂っていて、例えば軽自動車用ブロックタイヤ流用であったり、簡易シンクのアイデアでああったり、目の付け所や発想が面白い。

外装はいわゆる「ちょいアゲ」の1インチアップに合わせた社外13インチホイールと、それに合わせた軽トラ用のブロックタイヤ。「ちぎすけ」さん同様に外装のカスタマイズは控えめで、このほかは「DOTSUBO」というD.I.Yパーツ工房からリリースされているテールガードを装着しているのみだ。

リフトアップしたスズキ・エブリイの外観

ちなみに「タム」さんにとって「ちぎすけ」さんは「年下の車中泊D.I.Y師匠」だそう。たまたま「ちぎすけ」さんのSNSを見つけ、D.I.Yで車中泊を楽しむ彼に「タム」さんが憧れてDMを送り、いまに至るそうだ。

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