ソトラバ

グループ山行を快適に過ごすなら選ばない手はない! 登山家からの信頼性が抜群の2〜3人用山岳テント2選

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

 

2023年の新作「NEMOのタニ オズモ 2P」

続いては、2002年にアメリカの東海岸で創業したブランド、NEMO EQUIPMENT(ニーモ・エキップメント)。「既存のものよりも明らかにいい体験をユーザーに提供する」ことを念頭に、新たな製品を作り出しています。

こちらもMSRと同様、高い機能性に加えて洗練された意匠で、筆者のまわりでも愛用者が多いブランドです。軽量化は非常に重要ですが、そのために「居住性を犠牲にすることはありません」と謳っている通り、充分な強度と、広い居住空間を持つことができる商品をラインナップしています。

「タニ オズモ 2P」は、日本の山岳シーンのためにデザインされたフラッグシップモデルのテント「タニ」が、進化を遂げてリプロダクトされたもの。

従来モデルよりも濡れた状態での伸縮性が3倍近く低く、たるみを抑え、どんな天候でも風や雨への耐性を維持してくれます。また、100%リサイクル糸で織られており、環境にも配慮した製品に仕上がっています。

入り口と後部に設けられた大きなベンチレーション、メッシュとナイロンを組み合わせたドアは、テント内の空気の循環を促す構造になっています。湿度が高く、昼夜の寒暖差が大きい日本の夏を考慮したポイントなのもうれしいですね。

今回の新作の見どころとして、オリジナルのAxialコーナーアンカーシステムを採用。テントを設営する時の力がいる場面を、しっかりとサポートしてくれる仕様となっています。

    

【データ】

■STEADY TANI OSMO 2P(ニーモ・エキップメント)

価格:8万2500円(税込)

最小重量:約1.24kg

フロア面積:2.8㎡

前室面積:0.9㎡

室内高:104cm

 

グループ登山といえども、どこへ行くかによって、ソロ向きのテン場なのか、グループ向きのテン場なのか変わってきます。

またグループでの山行の場合、登山レベルがそれぞれ異なることも多いので、同じ屋根の下で宿泊することになれば、次の日の山行についてしっかりと情報共有しておきましょう。

大阪オートメッセ2025