車両名:RINEI マイクロバカンチェス
2023年7月1日(土)〜2日(日)の2日間、東京ビッグサイトの東7・8ホールを舞台に開催された「東京キャンピングカーショー2023」。同イベントには90社が出展し、約200台ものキャンピングカーが会場を埋め尽くしていました。2日間の来場者は1万6369人を記録し、史上最大級のイベントとして大成功を収めたのです。今回はソトラバ編集部がイベントに潜入し、話題のキャンピングカーを取材しました。ここでは、孤独を愛する人に贈る絶妙な「ぼっち仕様」の「マイクロバカンチェス」を紹介します。
完全プライベートな「ぼっち旅」におすすめ!
孤独のグルメやヒロシのぼっちキャンプのように、積極的に他人とは絡まず、自分のペースで人生を楽しむ人が増えています。この記事を読んでいただいている読者諸兄姉のなかにも「その気持ち、わかるよぉ」と共感している人も多いのではないでしょうか。
多様化する社会生活、複雑化する人間関係が当たり前になった昨今、プライベートくらいはひとりで楽しみたい! そんな方におすすめしたいのがリンエイプロダクトからリリースされる「マイクロバカンチェス」です。
このモデルはスズキ・エブリイ、マツダ・スクラム、日産NV100、トヨタ・ピクシスをベースに製作される「おひとり様」仕様の軽キャンパー。これまでの軽キャンパーは「小さなスペースで大人数がどれだけ楽しめるか」が命題となり、数々のギミックを盛り込むことが正解とされてきました。
しかし、「マイクロバカンチェス」はひと味違います。同モデルは孤独こそが正義、ソロキャンこそが目指す道、と考える人にとって最高のキャンパーを目指したのです。ソロキャンプだから適当でOK、ひとりだから贅沢な装備は不要……ではなく、「ひとりだからこそ贅沢が必要なのだ」という提案は目からウロコが落ちるはずです。
ソロ車中泊仕様に作り込まれた気の利いた装備が充実
また「マイクロバカンチェス」は、これまでになかった充実装備を搭載したソロ向けキャンピングカーとして開発されています。車内には1900×920mmサイズのベッドを備え、ゆったりと就寝できるスペースを確保。ベッドを折りたたんだ状態ではベンチタイプのソファへと変身し、リビング感覚で寛ぐことができるのはうれしい限り。
ベッドサイドにはウッドタイプのキャビネットを備え付け、40Lの冷蔵庫、電子レンジ、コンパクトコンロを標準装備しているので車内で調理を楽しむことができます。また、リヤルーフ上部には脱着可能な収納トレイ、運転席側からも使用できるマルチポジションテーブルが用意されているので、利便性と快適は抜群。電装系では95Aのサブバッテリーとともに、走行充電システム、100Wソーラーパネル、2000Wインバーター、100V&12Vソケット、DVD内蔵の大画面テレビが標準装備されているので、電気を主体とした近代キャンプにも対応してくれます。